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開発職場の価値ってなんだろう…?

会社員のすずきです。
大企業でぬくぬく働いています。

ぼくは開発職場で管理職。
といっても大したことをしていません。
ぼくの勤務先の開発業務についてじっくり考えると…かなり悶々としますがしっかりと考察していきます。

今までの開発・試作について

企業はトップの考え方1つで組織が大きく変わります。

ぼくの勤務先の開発・試作機能の遍歴を先輩方から聞くとこんな感じ。

40年前までは、それぞれの事業部で開発・試作機能を保有していました。
事業部ごとに開発を進めて、試作品を作り、新しい製品を作るといった流れです。

40年前くらいから全社で開発専門、試作専門の部署が乱立します。
そこでは、開発や試作を生業にしてどんな製品でも対応できる組織づくりが始まりました。
開発職場のいくつかが大成長して、今も残っている部署の1つがぼくの所属部署です。

そして現在、各事業部が開発・試作機能をつくり始めています。
理由は開発スピードの向上。

同じ会社といえど、部署が違うと面倒な手続きが増えるのが大企業。
自部署で完結できる方が圧倒的に手間が減り、スピードUPにつながります。
ムダな管理コストも減りますしね。

ぼくの所属部署のこれからは…?

今まで開発の中心となっていた製品からは撤退し、次の製品へと舵を切っています。

自動車部品メーカーなので、内燃機製品、パワトレ製品から脱却しているところ。
バッテリーEV、カーボンニュートラル製品、サーキュラーエコノミー分野への進出などが開発の中心になっています。

EV関係はすでに事業部で大規模な開発工場を建設済みなので、それ以外の領域に手を出しているところですが…。

今までにやったこともない分野すぎて誰も活躍できていません。

工学系の中でも、機械、電気を中心に発展してきたのに、急に化学についての開発を求められています。

だれもわからないので、1から勉強しているのですが…。

そんな部署いるのか…?

トヨタ自動車が試作機能をすべて事業部に移管したことが話題になったので、Tier2サプライヤーのぼくの勤務先も時間の問題だと感じています。

過去の栄光にすがる管理者たち

20〜30年前は確かに全社の中でも輝いていたと思います。
「社長賞」と言われる社内でイチバン名誉な社内表彰もいただいていたようです。

しかし、今となっては過去の栄光。
見る影もありません。

クチを開けて待っていれば入ってきた仕事もなくなり、
仕事が溢れていたからできていた人材育成はむずかしくなり、
夜勤も残業もないから再雇用者が溢れかえり…。

完全にオワリの職場になっています。

まとも働いている人もいますが、そうでないひとが大多数。

もうぼくの所属する開発職場はダメだと思う。

なんの価値があるのかやっぱりわからないなー…。


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