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得意な仕事が斜陽産業だったらどうしようか

斜陽産業の定義が曖昧ですが、ぼくの勤務先は間違いなく長期で考えると斜陽産業に当てはまると思います。

自動車部品メーカなので。

まだまだ会社の体力はありますが、今後の日本自動車業界の先行きを予想すると…今以上に盛り上がるとは思えません。

  • 先進国の少子高齢化

  • 若者の車離れ

  • 自動車へ重税

  • 世界的に飽和

  • 残る開拓市場はアフリカ

  • 自動運転による所有理由の希薄化

  • 世界の電気自動車へのシフト

あまり前向きな市場ではないのは確かです。

まだ2022年度の業績は過去最高益ですが、この先は大胆な手を打たないと成長は難しいと思います。

開発部署にいても伝わってくる

具体的なことを書くとマズいので、ぼやっとした表現になってしまいますが、自動車だけに依存していてはヤバいというのは最近の開発品をみていてもわかります。

ただ…どの商品も「儲かるんか??」
というモノばかり。

崇高な考えの役員さま方と、優秀な方々が練り上げた戦略だと思うので信じていますが…きっとかなり長期視点での投資です。
株主さんたちは理解されているのかな。

ぼくは息子たちには、よっぽど好きでない限り自動車関連企業はおすすめできないと伝えています。

斜陽産業と判断するには早かもしれませんが。

トヨタ自動車の業績を見ると、半導体不足などのネガティブ要因は多いですが、利益はしっかり出しています。さすが。

しかし、内情は油断ならない状況のようです。

大卒コミュニティの情報では、技術力を求めてトヨタに入るとガッカリするひとは少なくないようです。
ほとんど仕組化されていて、仕入れ先頼りの生産体制。
ただの部品集結・組み立て工場になり下がっています。
(会社が大きすぎるので、部署間の格差はあります)

給料はたしかに製造業の中では高いですが、ボーナス比率が高いので減給のリスクを孕んでいます。

そういったことから、世界一の技術力に憧れて入社したひとの離職が少なくないようです。
給料がいいからという思考のひとばかり残ると……。

あまりいい状況ではないでしょうね。

まだまだ業績だけ見たら斜陽産業とは言われないかもしれませんが、これから盛り上げていくのは難しいでしょう。

自動車産業の近い将来は?

ぼくは除去加工が得意分野です。
15年は携わっていたので、相場感もあります。

しかし、電気自動車へのシフトが本格化すると需要が激減することが身に見えています。

ガソリン車のエンジンは無数の部品が組み付いてできています。
その数は10,000点以上になります。
その1つ1つを作っている会社によってで守られている雇用があります。

電気自動車になると必要な部品点数が激減します。
間違いなく今ある部品加工企業はいらなくなるでしょう。
加工精度を売りにしていた企業もツラい状況になりますね。
電気自動車だと必要な部品精度が緩和されます。

この状況でぼくの得意は需要が激減するのかなと思っています。

自分の得意を活かせないかな?

「ピンチはチャンス」なんて言葉もあるので、前向きに考えてみます。

どこの企業も潰れたくないはずです。
そうなると熾烈な価格競争によって仕事の奪い合いがはじまります。
というか既にはじまっています。

仕入れ先指導という名の、下請けイジメは昔からあるので。
(といってもお客様目線だと安い方がいいですからね)
価格の低減改善ができない企業は次の仕事は他に回ってしまうこともあります。

ここにぼくのスキルに需要があると思っています。

部品加工を生業にしている中小企業の採算改善。
個人でやってみたいなー。
けっこう手広くやれますよ!

  • 加工機1台〜 プログラム診断

  • 生産ラインのタクトタイム改善

  • 工場全体の物流改善

末端から工場全体を見渡して採算改善しますので、どなたか声かけてください。
なにとぞ。

役に立ちますよ。



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