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大企業あるある② 「事前の事前の事前」

会社員のすずきです。
大企業でぬくぬく働いています。

自動車部品メーカーの大手に勤めて20年。
いろんな部署を経験したぼくが、大手製造業のあるあるをまとめていきます。

大企業ってどんなもんじゃい。
って感じだと思うので、ぼくの勤務先はこんな感じ。

  • 従業員数:150,000人以上

  • 売上:1兆円を余裕で超える

  • 利益:1,000億を余裕で超える

  • 平均給与:734万円 (openwork)

日本企業の中でも屈指の大企業だと思います。

では、さっそくあるある紹介。

報告会の事前確認の事前確認の事前

やたら確認が多い。

生産性が上がったり、よりよい成果が出せるならいいとは思いますが、本当にただの確認。

役員への報告会がセットされたとします。

その数日前に部長の事前確認。
1週間前に次長の事前確認。
10日前から課長が何度も事前確認。

そのために、末端の管理者と報告者は時間を奪われます。

上位職制に確認をしてもらう度に、ブラッシュアップされてより良いものになるならまだしも、たいして意味のないご指導をいただくだけ。

意味もなく報告資料をこねくりまわして、ムダな時間が過ぎます。

やめればいいのに…。
と、何度思ったことか。

デザインセンスがあるわけでもないのに…

資料作りの厄介なところは、正解をだれも持っていないところ。

抜群のデザインセンスがあって、視覚的に理解しやすい資料に改善されていくならいいですが。

ぼくの上司は、とくにセンスがあるわけでもない高卒のおっさんたち。

たまに色を多用したがるバカもいて、悲惨な報告資料が出来上がることも。

せめて、文言やグラフなどの指摘に留めておけばいいものを…。

大企業はゆとりがあって最高

役員報告の目的にもよりますが、たかが社内の報告会でかなりの工数をかけています。

報告者:40時間
直属の管理者:30時間
課長:5時間
次長:2時間
部長:1時間

これくらいは報告に時間を割いています。

時間あたり10,000円くらいのレートだとしても、78万円もたかが報告会に注ぎ込んでいる計算に…。

報告会するだけでは、何も生み出せていないですからね。

ここから新しい価値が生まれていることを願っておきます。

こんな感じで、大企業はだれもがくだらないと思うことに時間・人という貴重な資源を投入しています。

それだけゆとりがあるんですよね。

このムダを徹底的に削ぎ落とすだけで、採算が改善されると思うんだけどな。

ムダだとわかっていても、みんな楽だし仕事やってる気になるからやっちゃうんだよね。

もしかしたら…
急にやると反発がすごいだろうから、気づかないように徐々に対策されてるかも…。

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