見出し画像

事業戦略、第一章、なぜ、今、事業戦略か?その2

102.これからの時代、戦略は個人にも必要である

事業戦略は、これからの時代、企業はもちろん、個人にも必要である。これからの時代、戦略なき人生は破綻する。自分がどのような知識、技能の分野で生計を立てていくのかを考えない人は、この時代、生きてはいけない。

ーーーー
これは、特に若い人は注意すべきだろう。確かにフリーターのようなその日暮らしの仕事は若いうちはそれで良い。しかし、将来成功するというなら、何か目標を立てて、努力を積み重ねなくてはいけない。そのように、「こうしたら、自分は世界チャンピオンになれる」という目標、戦略を立てねばいけない。

全ての分野でそれなりの仕事ができる、というよりも、他の分野は零点でも、一科目だけ百点満点という人が、これからの時代必要である。あなたは、百点満点の領域をちゃんと持っているだろうか?

ーーーー

人間にとって、「考える」ということは、何よりも大切である。考えるというのは習慣である。そういう習慣のない人におすすめできるのは、毎日三十分、テレビやスマホを消して本を読むことである。
もし365日、毎日三十分本を読むなら、年間180時間の考える時間が確保できる。一日、8時間本を読むとすれば、年間約23日、本を読むことに費やしたことになる。これを20年間続ければ、約460日考えていたことになる。

本を読むということは、本の著者が長年かけて蓄積したノウハウを学ぶということである。特に、長年読み継がれてきた古典には、非常に良いことが書いてある。この宝の山に気づかず人生を終えるのは、もったいない。

活字を読んで考えるという習慣は、若いうちに養うべきである。「事業戦略」というのは、そういう思考活動なしに策定することは不可能である。もし、そのような習慣がなければ、自分の得意とする知識領域に関する本を何冊か買ってきて読み、自分がどのような領域に強みを持っているか?そして、その強みが、これからの時代、どうして成功の要因になるか?どういう事業の仕組みで成功するのか?というシナリオ即ち事業戦略を、この本を参考に、まとめてみることだろう。

手始めに、次の五冊が、今、日本で起きつつある第三次産業革命の社会変革の波を知るために有益である。この知識なしに戦略を立案するのは、危険である。参考文献は、以下の通り。

経済学者のジェレミー・リフキンの著書、「日本は限界費用ゼロ社会に備えよ」、「グローバル・グリーンニューディール」、「限界費用ゼロ社会」、「第三次産業革命」。
それから、第三次産業革命の主力となるツール、3Dプリンターについて述べた、クリスアンダーソンの「メイカーズ」が参考になるだろう。
「日本は限界費用ゼロ社会に備えよ」、「グローバル・グリーンニューディール」、「限界費用ゼロ社会」をアマゾンで検索すると、私の書いたレビューが読めます。

そして、次の新しい日本社会で生きていこうと考えるのであれば、全ての人々、企業、組織は事業戦略を考えねばならない。そのノウハウを書いたのが、このブログである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?