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「結果は2通り」と「結果は2分の1」の違い

ご覧いただきありがとうございます😊
鈴木です。教育関係の仕事に就いております。

本日は、ここ最近Twitter上で話題の内容に影響を受けまして、「結果は2通り」と「結果は2分の1」の違いについて考えてみます。

・やるかやらないかはあなた次第
・失敗するか成功するかのどちらか
・できるかできないかは自分次第

このようにAかBかで物事を語る2分論、私もついつい使いがちだなぁ🤔と思います。

AかBかの2分論で語られる結果は、Aという結果か、Bという結果の2通りです。

ここで1つ投げかけです。

AとB(ここに入る内容はなんでも大丈夫です)、それぞれが起きる確率はいついかなる時も2分の1になり得ますでしょうか?


結果は2通りであっても起きる確率は2分の1ではありません。

例えば、

・明日の夜、私は飛行機に乗るか乗らないか
・自分が出世するかしないか
・今日夜ご飯を食べるか食べないか

1番目は、明日の予定が分かっていれば概ねどちらになるかは分かりそうですね。

3番目も、だいたいどちらになるかは分かります。

2番目のように抽象的かつあまり近くない未来の場合、2分の1と思い込みがちになります。

しかも、それを達成できなかった場合、「2分の1なのに、チャンスを掴めなかったあなたが悪い」と一方的に責められがちです。

むちゃくちゃな話です😓

もちろん自分の努力にかかっているかもしれませんが、環境要因やそもそもの性格、自身のビジョンとも兼ね合いがありますので「2分の1」で語れるほど単純な話ではありません。

専門的な話になりますと、
・出世すること
・出世しないこと
そのどちらもが同様に確からしい場合には2分の1になります。まぁ定義はできませんが...

2分論で語られることは、「やるかやらないかはあなた次第!だから確率は2分の1なのです!」という残念な主張に惑わされないように、なおかつ、良い結果を掴める可能性が少しでも高まっていくように心理学や教育学をこれからも学んでいきたいですね😊

今日もご覧いただきありがとうございます😊

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