私は人の心が読めません。でも話しを聞くことはできます。
たま~にですが
「自分のことを何も話そうとしないお客さん」がいます。
そんなに面識がなく人見知りしていたり
警戒しているのはわかるのですが
それだとこっちとしては何もできないんですよね。
お客さんの話しを聞いて
・何に悩んでいるか?
・どこに不安を感じているか?
などがわからなければ
提案なんて何もできません。
自分のことを話さないと始まりません!
お医者さんに行って
医者:今日はどうされましたか?
患者:・・・・・・
医者:どこか痛い所でもありますか?
患者:そうですね
医者:どこが痛いですか?
患者:まぁ色々と
医者:・・・・・
こんな会話にはならないですよね。
実際にこんな会話であれば
お医者さんは適切な処置はできません。
適切な処置ができなくて困るのは
お医者さんじゃなくて患者さんです。
まぁお医者さんに行った場合は
このような会話になることは少ないと思いますが
不動産探しをしているお客さんって
こんな感じの会話になる人っているんですよ。
※ここまで酷くはないですが
私としても様々な角度から質問をしたりして
会話の取っ掛かり作ろうしますが
ずっとこんな会話が続いたら流石に心が折れます。
ちなみに私は人一倍、心が折れるのが早いです。
でそういうお客さんに対して思うのは
「なんの為に問い合わせをしたきたんだろう?」
という疑問です。
だって話したくもないのであれば
わざわざ問い合わせをする必要ないですからね。
ただ物件が見てみたいという場合もありますが
当店がメインで取り扱っている新築戸建は
週末にオープンハウスをやっていることが多いです。
ただ物件を見たいだけなら
週末に見に行けばいいのにと思ってしまいます。
何か悩みや不安があるなら
隠さずに話すのが一番早い解決方法です。
我々、不動産業者はそういった悩みも含めて
複数の選択肢を用意したり
悩みを解決するための手段を提案するのが仕事です。
一番、マズいのはネックになっている悩みを解決しないまま
住宅購入に進んでしまうことです。
家族には内緒の借入を解決できた例
お客さんの紹介で初めてお会いしたお客さんでしたが
一番最初に会った時に
「妻には内緒の借入がある」
と正直に打ち明けてくれました。
年収の高いお客さんだったので
数万、数十万円ぐらいなら返済比率的にも問題はありませんよ。
とお答えしましたが
なんと借入金額は500万円以上でした。
流石にこの金額になると返済比率的にも大きな問題が出てきます。
なので私から複数の方法をご提案しました。
その結果、借入は完済して無事住宅を購入することができました。
この件を最初に知らずに住宅購入を進めていたら
最後の最後に「住宅ローンが通らない」という結果になっていたでしょう。
お客さんとしては言いにくいと思っているかもしれませんが
意外と不動産業者は何とも思っていないですよ。
私の場合は「さて、どうやって解決しようかなぁ」
と考えるのも好きですしね。
私自身は不動産の仕事を10年以上やっているので
ある程度の経験値はあります。
もちろんわからないことがあれば
同業者さんに相談したり、自ら調べたりもします。
不動産仲介業は物件の紹介をもちろんしますが
メインの仕事はお客さんの悩みを解決することがと思っています。
どの物件を購入すればお客さんは満足できるのかを考えるのがメインの仕事です。
なのでどんなことでも話してくれるととっても助かります。
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Aplace株式会社
矢島敬章
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