おんまちラボ「衝撃の打楽器」第1回タンバリン編 レポート

こんにちは。音楽の街-狛江 エコルマ企画委員会の鈴木孝順です。今回は、先日開催したおんまちラボ「衝撃の打楽器」第1回タンバリン編の様子をお伝えしたいと思います。

おんまちラボとは、音楽に関するさまざまなテーマを楽しく学べる講義のようなイベントシリーズです。『聞こう!・知ろう!・演奏しよう!』、そして『音楽の輪を広げよう!』という音楽の街-狛江 エコルマ企画委員会が大切にしている方針を実践する場です。
『音楽を通して心豊かな狛江・魅力ある街へ』。これが我々、企画委員会の使命であるとも言えます。その使命や大切にしている方針を、講義形式で実施するイベントです。

第1回目のテーマは、一度は触れたことがある身近な打楽器、タンバリンについてでした。講師は、タンバリンの名手として知られる木川保奈美さんです。木川さんは、若手を代表する打楽器奏者であり、様々な場で幅広く活躍されています。タンバリンの歴史や演奏法に非常に詳しく、今回私が企画書を書いた時には、既に木川さんにお願いするつもりでいました。ブラジルに渡る直前というとても忙しい中、なんとか都合をつけて頂き、講演をお願い出来ました。

おんまちラボ全3回のチラシ。作って頂いた飯田さん、ありがとうございました。

イベントは、令和5年11月24日(金)の夜、エコルマホール6階展示・多目的室で行われました。受付開始時には、すでに多くの方が集まっており、ほぼ満席でした。中学生以下は無料ということで、親子連れの方も多く見られました。展示楽器を多数用意しており、皆さん、タンバリンに興味を持っている様子でした。

イベントは、まず木川さんのデモンストレーションから始まりました。教育用タンバリンやオーケストラで用いられる本格的な楽器まで、幅広く解説。木川さんは、それらの楽器を手に持ち、軽やかに振ったり、指で叩いたり、さまざまな方法で音を出していきました。また、タンボリンやパンデイロといった楽器までも紹介。木川さんの演奏は、まるでタンバリンが歌っているかのように、表情豊かで感動的でした。参加者からは、拍手や歓声が沸き起こりました。

次に、木川さんは、タンバリンの歴史や種類、演奏法について、わかりやすく説明してくれました。タンバリンは、古代から存在する打楽器であり、世界中のさまざまな地域や文化で使われてきたことを知りました。特に女神信仰との繋がりによる発展については、意外な面もあったかもしれません。また、アラブの『レク』、インドの『カンジーラ』などの類似楽器についての解説も非常に興味深い内容でした。

木川さんによる様々なタンバリンの解説

最後は実演を見るコーナーでした。8の字ロール奏法を客席を回りながら披露。とても印象深いコーナーとなりました。また、サンバについても有名な『マツケンサンバⅡ』を題材に、歌詞の内容やリズム、現地の文化についても触れる、とても本格的な内容でした。

映像と実演による迫力ある解説

イベントは、約1時間で終了しました。参加者からは、タンバリンについて楽しく学べたという感想や、木川さんの演奏が素晴らしかった、演奏も解説も、素晴らしかった。また是非次年度も開催してほしいという感想が聞かれました。
企画書を書いているときには60分タンバリンだけで話が持つのかどうか、正直疑問でしたが、でも今回やってみて意外といけるというのがわかりました。木川さん、ありがとうございました。

私としても、これから『おんまち』の活動も頑張らねば、という状態です。
第2回の『トライアングル編』も終わってしまったので(これもほぼ満席でした。ゲスト講師は北山トライアングルの北山靖議さんでした。)、今準備しているのは第3回(最終回)の『小太鼓(スネアドラム)編』です。
今回はなんと會田瑞樹さんにいらして頂きます。今や日本の現代音楽のフィールドで欠かせない存在となった會田さんによる解説は、大変貴重です!

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