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2024.6.3 6月にやることリスト

6月3日(月)
先日蕎麦業界も厳しくなったというお話をしましたが、金曜日にうちのお客様が破産申請されました。
うちにとっては大切なお客様でしたので大変ショックです。
2ヶ月分の売掛金が回収できないことは大きな痛手ですが、一番の問題はこれからの売上や利益が大きく落ちることです。
なので、色んな意味で鈴木製粉所の仕事のやり方を大きく変える必要があります。

ここ最近は山形県内の企業が相次いで倒産や、廃業をしています。
この流れはどんどん加速していきますが、生産性を上げられないとこから振り落とされていきます。
明日は我が身です。

また今回の件では、経営者として資金繰り(キャッシュマネジメント)の大切さを痛感します。


今月もやることリストを「戦略」に沿ってお話しするので聞いてください。

①新旧工場
「新工場の設計の詰め」と「旧工場の効率化」
・工場建屋の詳細設計
・FOOMAにて使えるツールの調査
・輸入原料に対応するライン
・土地関係の契約打合せ
・資金調達の打合せ(利率関係)
・本工場効率化の具体的な計画
・本工場と石臼館間のやりとりの最小化

②お客様との信頼強化
これからの時代の「営業スタイル」とは?
・製麺業界のニーズの深堀
・マーケティングコンサル、副業の検討
・製麺屋さんの担当の明確化
・イベント関係の担当の明確化

③営業拡大
資金がショートしないように増収
・製麺屋さんとの打合せ
・大手のお客様との打合せ(東京、岩手)
・新規のお客様へのアプローチ

④デジタル
すべての業務の効率化のために
・クロスオーダーの勉強
・会計ソフトの勉強と事務業務の簡素化

⑤農業
うちの「強み」に
・夏そばの播種(キタワセ、キタミツキ、比較用)
・循環型農業の殻運搬(川西)
・農業×web3の可能性(メタバース)

⑥品質管理
【守り】大手からも認められるレベルに
・そば打ちテストの再考(アイコーニーダ―)
・データ(白色度、RVA、粒度)と考察の繰り返し

⑦商品開発
【攻め】大手と比べて弱い部分なので強くしたい
・粗挽き等の個性のあるそば粉の開発
・手打ちそば店用の最高峰の粉を実現(風味と食感)
・新しいそば料理の考案

⑧研究開発
ここも大手と比べて弱い部分(将来増強したい)
・大手から求められている「香り」についてさらに深堀り
・なぜ特定のそば屋さんはあんなに香りを再現できるのか?
・「客観性」と「再現性」を突き詰める

⑨社員成長
全員のレベルアップをしないと会社の未来は無い
まずはそういった雰囲気を作りたい
・乾麺の勉強会
・仙台での勉強会
・受け身にならないような勉強会に!


6月は天保そば、BW5号の販売もありますし、さくらんぼの季節でもあります。
とても厳しい経営環境ではありますが、前を向いて進化していきたいと思います。


それでは今月もよろしくお願いいたします。


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