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ドコモのイベントで感じるXRの息吹

1月中旬に毎年恒例の「DOCOMO Open House」が開催されまして、出席して主にXR系のコンテンツを堪能してきました。概要含めて所感をシェアしますね!!
http://docomo-rd-openhouse.jp/2020/

<概要>
DCMによる最新Tech(5G,AI,IoTなど)活用サービス/事業の総合展示会
特に今回はDCM単独でなく、パートナー企業との協業成果/実生活への価値提供をコンセプトに据えていた

<所感>
・DCMは着実に5Gに関連した事例を自社だけでなくパートナー企業も含めて積み上げており、地に足をつけている感。
・一方でIOWN/6Gに関してもコンセプトを出すことで次の次に対しても手を打っている点はさすがのR&D力。
・下記、所感点となります。
 (1)多様な活用事例の展示
 -19 年末の5G ビジネスパートナー数は3,200社
 -技術的に成熟、実際の課題解決(社会/企業)に向けた事例が多くなった
 (2)B2B 市場創出の取組み
 -B2Bに係る事案は260件まで具体化、うち半分は事業として取り組む段階
 -DCM経営陣;「従来より見通し明るく、事業として持続可能なのは30-40%とみるが、その中から大きな成果を挙げる数件が登場したり、パートナー同士の双発的な事業創出の機会が現れる」
 (3)ローカル5G の機会
 -通信NW構築/サービス導入/保守運用までの価値連鎖に関わっていく想定
  →脅威よりも機会ととらえている

<会場の様子:特にXR系>
【VR/MR/AR】
(コンテンツ)
・5Gの特徴(高速/大容量,低遅延,多接続)を端的に享受できるユースケースで、当該分野の中でもエンタメ/コンテンツがメインターゲット
・会場ではスポーツ観戦(2on2バスケ)の高度化を最有力として展示、実際の試合を5G-SP用いて4画面のマルチアングルから選択/観戦できる
 └会場;バスケコート/観戦席…4台のカメラが設置
 └動画;動画はDCM閉域網のサーバに送信→クラウドサーバで加工/編集→会場の5G-SPへ送信
 *ラグビーW杯会場でも実証サービスが行われた技術
・ABAL;プレゼンタワーというパビリオンでは階層ごとに異なるコンテンツ体験を実施
 └1階:ロビー,2階:企業研修(部品組み立て),3階:フェス空間,4階;狂言,5階:VRストア,6階:出口

(Magic Leap)
・出資先であるMagic Leapのお披露目の場としても機能、現実世界へのコンテンツ投射Lvは高いと見受けられる。主な展示コンテンツは下記の通り。
 └スポーツ;上述のバスケの試合
 └ライブ;VRライブ映像…コンセプト映像(5G通信ではない)
 └ゲーム;サムライとの闘い…コントローラの剣でサムライとチャンバラ
 └教育;サメとの遭遇,太陽系の天体を指で操作
 └他;アイドルとの握手会やStainsGateの牧瀬紅莉栖(会話にはAIエージェントAPIが活用)

【5G連携】
・米MobiledgeX社のMEC技術を活用した、アプリのグローバル配信実証の成果紹介
 └エアホッケーを身体で行うゲーム(各国の通信事情をほぼ意識せず高負荷コンテンツを安定配信)


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