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Ivecoが過去最大規模のEVバス納入契約を締結

欧州の商用車/産業車両大手のIvecoがローマ市とEVバス400台の納入契約を締結しました。
ジワジワ進む欧州交通機関の電動化ですが、今回の契約規模は最大級で一気に進む転換点ともなりそうです。

1;Ivecoの大型受注

 Ivecoはローマの公共交通機関である[ATAC S.p.A.]に411台のEVバス導入&メンテナンス契約を締結、同社にとって最大の契約規模に。
 契約額は3億ユーロ、契約には[バス購入(12mモデル/18mモデル)][バスの10年間フルメンテ]がサービスメンテが含まれる。24年末の初号機納入を予定しており、26年夏までにすべてのデリバリが終わる計画
 Ivecoバス事業部門社長は下記のようにコメントしている
 -[ローマ市の、より環境に優しく効率的なモビリティへの移行に貢献できることに誇りを思っている]
 -[当社のEV旅客輸送サービスは国際的に認められており、2024年の始まりを"永遠の都市"であるローマでできることは幸先が良い]
 -[当契約はEVバスの業界リーダーとしての立場を裏付け、当社が脱炭素/排出ガスフリーなモビリティを提供する交通事業者にとって最良のパートナーであることの証明である]
 
 対象となる[Iveco E-wayバス]は19年に初めて公開され、1回の充電で527km走行可能。都市内交通には十分な航続距離を誇る

2;Ivecoの概要

 Ivecoは商用車/特殊車両(建機/軍機)を製造する産業用車両メーカーでイタリア証取に上場する。製造拠点は欧州メインにロシア/アフリカ/南米/中国に構え、販売/サービスは160か国/5,000か所で行う。直近の総売上高は100億ユーロ、生産台数は15万台を数える
 事業は複数に跨り、IvecoGroupとしては下記主要企業を抱え、製造/販売/金融など多岐にわたった事業展開をおこなう
 (FPT Industrial);農業/建設/海洋/エネルギー/商用車の分野でのパワートレイン
 (Iveco Bus/Heuliez);都市内バス/長距離バス
 (Iveco Defence);国防/防衛向け車両及び自国保護システム
 (Astra);重建設車両や採石車両
 (Magirus);消防車両と消防設備
 (Iveco Capital);事業者向け金融サービス
 
 ちなみに社名;Ivecoは[Industrial Vehicles Corporation]に由来する


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