Hyundaiが独自の高速充電機&NWの整備へ
Hyundaiが独自の高速充電機/NW開発に韓国で踏み切ると韓国の経済誌が伝えています。SuperCharger(SC)に対抗しうる独自の高速充電機の開発を行っているようで、既存OEMの多くがSC適合/搭載に流れる中で自社技術&国家挙げての体制を背景に独自路線に打って出ました。
https://www.kedglobal.com/electric-vehicles/newsView/ked202308280006
先日の北米EV充電アライアンス(7社)にも名を連ねるHyundai、今回は韓国国内の動きなのですが注視要ですな。
1;KEDGlobalのスクープ
KEDによると[Hyundaiグループの部品メーカー;Hyundai KEFICO]が出力350kWの急速充電機を開発/製造、近いうちに政府承認を得る見通しとのこと。
Hyundaiはグループ全体でEV充電器含めたエコシステム形成を目指しており、年内には販売する計画。すでに展開しているE-Pitブランドの充電ステーションにBluePlugデバイスを装備する方式を採用。
[E-Pitステーション]
既存のE-Pitステーション充電器は[SK Signet(SK系列の充電器メーカー)][EVSIS(Lotte系列の充電器メーカー)]が提供するが、今回のBluePlug導入に際してKeficoがサプライヤ群に加わる可能性が高い。
先だって、E-Pitシステム運営/充電器提供していた[Daeyoung Chaevi]がHyundaiとの提携を終了した
BluePlug搭載ステーションの建設には11.3万USD程度かかる可能性があり、従来に比べてのコスト増加でサプライヤ確保が厳しくなっているとも…
2;E-Pitブランド
HyundaiはE-pitブランドで充電NWを展開、今回進めるBluePlugが[利便性に重点を置いた仕様で、従来のものより大幅に改善した]と主張。
E-Pitには4-6台の350kW充電器が搭載、KEFICOは機能/利便性担保に向けてコスト度外視で生産。HyundaiによるとEVは[18分で10%→80%]への充電が可能と。
3;これまでの動き
(21/03) Hyundai-MがE-Pitブランドで超高速EV充電ネットワークを構築する計画を発表。
‐21/12までに120台のE-Pit超高速充電器を展開すると表明するも頓挫…
‐同期間でのサイト数は[E-Pit;12→36]の一方で[Tesla-SC;33→106]と差をつけられた
(22/01) デモイベントで[EV向け超高速充電器事業]の開始を発表。
(23/04) ソウルモビリティショーで事業ブランド; Blue Plugを公開。
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