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Fordが電動PUTの生産台数を半減へ

FordがEV-PUTの生産台数と当初目標から半減させることを決定したと報じられています。
サプライヤへのメモで明らかになったもので、EV市場自体は成長しているものの、自動車OEM各社の掲げた大風呂敷な目標が次々と塗り替えられています。
2年前の予約段階での好調から一転の状況、リードタイムが長いと顧客離反が起こるという事例と捉えることが出来ようかと…

https://www.autonews.com/manufacturing/ford-cutting-f-150-lightning-ev-production-half-memo-says

1;FordによるEV-PUTの生産削減

 Fordは米国内のサプライヤ向けの今後の生産計画に関するメモを発出、その中で新たなEV生産削減が明示された。ミシガン州のRouge-EVセンターでのF-150ぼの生産台数を1月から[1,600台/週]とする計画で年間では7.5万台程度に…従前目標は[3200台/週]で年間換算15万台としていたところからは目標数値は半減となった
 今回の生産縮小の背景には[顧客需要の鈍化]があるとしており、引き続き[需要見合での見直し]が入る可能性も指摘している
 2022年段階では20万台程度の事前予約があると表明し、その後に生産能力を15万台/年と発表してからの大反転…。本年初めには生産能力拡張に向けてEVセンターの休止/改良を行った矢先の判断となった

2;10月の会見でのEV投資縮小

 10月の決算説明会で幹部は[高価格帯EVへの需要鈍化]を理由に、全てのEV生産調整&120億ドルの投資延期を発表。会見でF-150-Lightningについて明示はせず、代わりにMustang Mach-Eの生産削減/ケンタッキー州のLiB製造拠点の延期などを指摘
多くのOEMでEV対応には苦慮しており、各社攻めあぐねている感が…。一方で米国におけるEV販売は依然として成長、年間100万台を超えるペースで販売水準は推移している…

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