EV販売不振の中、ポールスターはCEOが交代へ
VolvoからのスピンアウトでEV専業のPoleStarがCEOの後退を発表しています。
前任のIngenlath氏は7年にわたって舵取りをしてきましたが、最近の環境変化への対応が後手になっているとも評されていました。
新任のLohscheller氏はVinFastやNicolaなどのCEOを歴任してきた経歴を持っており、業界知見が豊富とみられます。
1;PoleStarのCEO交代
8/27にPolestar(PSNY)はCEO交代を発表、Thomas Ingenlath氏に代わってMichael Lohscheller氏が24/10に就任するとのこと。新任のLohscheller氏はStellantis;Opel/Vinfast/NicolaのCEOを歴任、前任は17年にVolvoからPSNYがスピンアウトして以降CEOに就いていた
取締役会長職にも新任でWinfried Vahlandが就任する予定で、両者は下記にようにコメントしている
-Lohscheller氏-
[PSNYはEV分野で最も魅力的で革新的なブランドの地位を確立しており、強力な基盤を活かした成長加速に向けて、才能あるチームと協力することが楽しみ]
-Vahland氏-
[Lohscheller氏はPSNYを次の段階に導くのに理想的なリーダーで、株主であるGeelyは事業の成功に向けて深くコミットしている]
・ちなみに退任予定のIngenlath氏は[過去7年間に我々が成し遂げてきたことを誇りに思う]とコメントしている
2;PSNYの現状
PSNYは2023年初めから人員削減を始めとしたコスト削減策を行って事業再構築を図っている。売上成長鈍化/株価低迷の状況下だが新型EVの市場投入を通じて再起を目指すが、24年初めには株主;Volvoは保有株の殆どを市場売却している…
新しく投下するEVは他社プレミアムモデル(Macan-EV/Tesla-ModelY/BMW iX3)とガチ競合する想定
2024年にはPoleStar4モデルを8月初めの欧州を皮切りに年末までに北米/豪州にも納入予定で、SUV-Coupeも欧州に投入。発表当初、Ingenlath氏は[パフォーマンス/デザインを中核価値とするプレミアムブランドになるという夢が適った]とコメントしていた
加えて、[3つのモデルで、PSNYは世界のEV市場でデザイン主導のプレミアム高級電気自動車ブランドとしての地位を確立した]ともかぶせていた
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