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変化球の投げ方が分からない人へ!!【376】

はじめに

変化球というのは十人十色であり、握り方や変化も人それぞれです。この記事では基本的な変化球の投げ方を紹介していこうと思います。

(1)ストレート

ピッチングにおいて、基本となるのがストレート。変化球を生かすも殺すもストレート次第であり、最も重要な球種と言えます。     


縫い目に人差し指と中指の第一関節のはらをかけ、深く握ります。親指、薬指の位置はそこまで気にしなくても大丈夫です。リリースの前から力を入れていても良いボールは投げられません。リラックスしてリリースの瞬間に力を入れるようにしましょう。

(2)カーブ

右ピッチャーの場合、右バッターから逃げるように大きく斜めに変化します。多くのピッチャーが持ち球としている比較的投げやすい球種です。

中指を縫い目に沿ってかけ、人差し指は中指とくっつけて握ります。親指は縫い目ではないところにかけておいた方がリリースの時にボールを抜きやすくなります。ボールと手の間にすき間が開かないように深く握りましょう。体の前でリリースするイメージ。リリースが早すぎるとボールが浮いてしまいます。腕をしっかり振ることも重要です。

(3)スライダー

右ピッチャーの場合、右バッターから逃げるように横に変化します。スライダーはカウントを取る時にも、三振を取りたい時にも使える便利な球種。投げられると大きな武器になります。

前述のストレートの握りから横にずらしたイメージ。中指を縫い目にかけ、人差し指を横に添え、親指は縫い目にかけて握ります。ボールを捻るイメージがありますが捻るとカーブのように変化してしまいます。なので腕を強く振り、ボールを「切る」イメージで投げることがポイントです。

(4)カットボール

変化の方向はスライダーと同じですが、ストレートと球速があまり変わらず変化が小さいのでゴロを打たせて球数を抑えたい時などに効果的です。

スライダーのようにストレートから横にずらして握りますが、スライダーよりもずらす幅を小さくします。リリースはストレートと同じで、少し中指に力を入れるイメージです。この球種のポイントはとにかく曲げようとしないことです。バッターに手を出させることが目的なので、変化しないことを恐れずに投げましょう。

(5)チェンジアップ

ストレートと同じように見えるが、球速が遅く、少し沈む、バッターのタイミングをずらすための球種です。決め球にも、見せ球にも使える便利な球種です。

親指と人差し指でOKマークを作り、ボールを包み込むイメージで、OKマークを作った親指と人差し指は添える程度。腕の振りはストレートとまったく同じです。球速を落とそうとしすぎて腕の振りが緩んでしまうと、球種がばれてしまい、バッターにとってはとても打ちやすいボールになってしまいます。ボールを投げる時に親指と人差し指を横に添えていることで、極端に言えば中指と薬指だけで投げることになるため、勝手に球速は落ちるので、腕は強く振りましょう。指先には力を入れずに、腕はしっかり振り切ることが最大のポイントです。

(6)フォーク

大きく縦に沈む変化をします。握りは一番有名だと思いますが、投げるのは非常に難しい球種です。

ボールを人差し指と中指で深く挟みます。挟んだ2本の指の間から抜くイメージで投げます。ポイントは指をボールの縫い目にかけないこと。回転数を少なくすることが重要であり、縫い目にかけると回転がかかってしまうためです。ただこの球は手の大きさなども重要であり、無理に投げようとすると肩や肘の故障に繋がるため、しっかりボールが挟めない人は投げない方が良いと思います。

(7)スプリット

前述のフォークと同じ、縦の変化ですが、速いスピードで手元で沈みます。手が大きくなく、フォークは投げられないけれど、落ちるボールを投げたいという方にオススメです。

人差し指と中指を縫い目に添えて握ります。フォークよりも浅く握るため、手の大きくない人でも投げられると思います。リリースは基本的にストレートと同じですが、手首のスナップを使わず、上からボールを叩きつけるイメージで投げます。高めに抜けてしまうとただの打ちやすい球になってしまうのでとにかく低めを意識して、地面に叩きつけるぐらいのイメージで投げましょう。キャッチャーとの信頼関係も大切です。

(8)シュート

右バッターの胸元に食い込むように変化するボールです。このボールがあるとバッターに思わせるだけで効果のあるボールです。

人差し指と中指を縫い目に合わせて握ります。曲げようとすると体がとても窮屈になってしまうので、リリースを体よりにして、変化の幅を広げるイメージで投げるのが良いと思います。投げる時に体が開きすぎないようにして投げましょう。先ほど書きましたが、バッターにシュートがあると思わせればそれで良いので、変化量を求めすぎないことも大切です。

(9)ツーシーム

前述のシュート、スプリットの中間のような変化です。前述のカットボールと同じく、バットに当てさせ、ゴロを打たせることで球数を抑えることを目的とした球種です。打者の手元で微妙に沈む変化をします。

人差し指と中指を縫い目に沿ってかけて握ります。シュートと似た握りです。ストレートより、回転で揚力をかける縫い目が少ないため、ストレートほど伸びず、手元で少し沈むように変化します。リリースや腕の使い方はストレートと同じで、腕を強く振ります。しっかりと縫い目に指をかけることが一番のポイントです。


まとめ

これまで、代表的な変化球の投げ方を紹介してきました。最初に書いたように、変化球は握り方や変化は人それぞれなので、ここで紹介した以外の投げ方の方がしっくり来るという方はその投げ方で良いと思います。しかし、変化球はどの球種も腕をしっかり振ることが重要というのは誰にも共通して言えることです。まずはキャッチボールから投げてみて、使えると思ったものをどんどん試合などで試して自分のものにしていきましょう!キャッチボールで投げられたと思っても、いざ試合で、マウンドから投げられるのか、実際のバッターの反応はどうなのかなどを知るためには試合で投げるのが一番良いです。

最後に変化球使いで有名な元オリックスバファローズ 、現北海道日本ハムファイターズの金子千尋投手の言葉を紹介します。

「160キロは誰でも投げられるボールじゃないけれど、変化球だったら、誰でも投げられる。」