第25回精神保健福祉士国家試験、おわり&自己採点。
2023年2月4日に行われた第25回精神保健福祉士国家試験が終わりました。
社会福祉士を取得しているため、共通科目は免除でした。
2020年の第32回社会福祉士国家試験に一発合格した過去はこちらから。
いざ試験
2022年の第5回公認心理師国家試験にGルートで合格していたので、今回の精神保健福祉士の試験範囲と重なる部分があり、かなりスムーズに試験勉強がすすみました。
7月に受けた公認心理師は、Gルート最後の年だったので、受かっても落ちてもこれで最後という究極のプレッシャーがあり、ど緊張で受けましたが、今回の精神保健福祉士の国試は割とリラックスできました。
試験会場につくと人人人という混雑ぶり。
会場が流通センターでしたので、何千人というレベルで人が集まっていたように思います。
試験受付開始時間あたりでは、駅から会場に向かう改札口も人でごった返していて、トイレも大行列で、会場に入るのも並びました。
そんな雰囲気の緊張感はありましたが、社会福祉士と公認心理師試験で国試慣れしていたのと、過去問も3周まわし、模試でもB判定がでていたのでかなり余裕をもって落ち着いて試験を受けることができました。
公認心理師にはサービス問題もおおし
公認心理師試験では、心理学における研究、障害者の心理学、心理状態の観察及び結果の分析、心理に関する支援など広範囲に勉強していたのでかなり役に立ちました。公認心理師試験を受験した人にとってはサービス問題が多かったのではないかと思います。
認知症スクリーニングの心理検査であるMMSEや長谷川式もサービス問題でしたし、認知行動療法のベックも迷わず解答できました。
エリクソンの発達課題も公認心理師試験で8段階を暗記したくらいですからサービス問題でした。
このアルコール依存症の家族の自助グループを問う問題、第5回公認心理師にも「アラノン(Al-Anon)」を選ばせる問題ありました。
こちらは迷わず正解いただきました。
知識問題は、基礎をしっかり学んでいればたいてい答えられるものが多かった印象。
それでも初めて聞く単語もありました。
「言葉のサラダ」とか「どんなサラダ?」と一瞬面食らいましたし、サラダ記念日を思い出してしまったレベル。
「ポピュレーションアプローチ」はお初にお目にかかる単語ではありましたが、消去法で正答にたどりつけました。
社会調査の「オプトアウト」はまったくわからなかった〜。
事例問題は悩ましい
事例問題は迷わせる問題が多く、二択までは選べるものの、どちらも正解とも不正解とも言い切れず悩むものが多かった印象。
解答速報では問30や問56など割れ問もあるので、正式な解答をまたないとわからないところもありますが。
個人的に、問32のFさんへの支援の焦点については、2.の「障害受容」と3.の「社会的役割の確立」の二択ですごく悩みました。
予想解答では、2.の「障害受容」となっていますが、日々、障害のある方々への支援に携わっている身として、現場感としてこの流れを「障害受容」ってとらえることができないんですよね。
「障害受容」ってもっと複雑で深くて千差万別でこのような事例の流れを「障害受容」っていうことに違和感があります。
事例のなかで「障害者として生きていくということですよね」「病気にならなければ違った人生になったかもしれない」とFさん語ったところから「障害受容」が導き出されたと思うのですが、現場にいると、勝手ながらこの答えは選べないんです。
ここで「障害受容」としてしまうのは支援が薄っぺらいというか本質ではないというか。
そもそも「障害受容」って支援者が道筋をたてるべきことではないですよね。
支援の焦点に「障害受容」をあてるって、「なんじゃそら」と思ってしまうのです。
かといって「社会的役割の確立」もしっくりこないのですが、障害受容には○をつけられなかった専門職としての小さなさざ波がたっています。個人的な雑感ですが。
気になる自己採点は・・・
69点/80点(86%)
とそこそこの結果を残すことができました。
昨年の春から夏にかけて公認心理師の勉強を本気で頑張っていた私ですので、まだまだ知識は薄れていなかったよう。
合格圏とみてほっとしています。
精神保健福祉士国家試験を受けられたみなさん、お疲れさまでした!
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