無題2

タイムテーブルを作る

言いたいことが整理できて、その言いたいことにどのくらいの時間が必要かが明確になったら、次は紙の上でプレゼンを想定してタイムテーブルを作ってみましょう。

自分が学生指揮者でアンサンブル(練習)をするときは、大体30分でノート1ページくらい、60分のアンサンブルで大体見開き1ページくらいのタイムテーブルを作って臨んでいました。

作り方

まずページの左側に時間軸をとって、なんとなく等分になるように5分刻みくらいで時間を区切っていきます。そうして時間軸を区切って行ったら、計測した言いたいことたちをパズルのようにはめていくのです。
ここで前回の作業が生きてきます。

言いたいことに対するかかる時間が分かっているので、過不足なく埋めていくことができるでしょう。もしもプレゼン時間が足りないときは、それは言いたいことが多すぎる、もしくは言いたいことをもう少しダイエットできるということだと思います。
一旦前回の言いたいことの整理の項目に戻ってみて、どの言いたいことを省いても最後の目的を達成できるのか考えてみましょう。
もしも時間が余ってしまった場合は、それは「遊び」の時間を取れることだと思います。自己紹介の時間でもいいですし、アイスブレークで自分のプレゼンを聴きにきてくれた同士の交流の時間にするでもいいですね。遊びの時間が主になって目的を逸脱しない程度に、遊んでみる時間を考えてみましょう。

メリット

タイムテーブルを作るメリットとしては、上にあげた時間の過不足を確認できることはもちろんですが、意外とプレゼンを考える時に見落としがちな、聴講者に考えてもらう時間を取り忘れるということを未然に防ぐ効果もあります。たとえばあなたが聴講者の方に何か質問をしたなら、30秒くらいは考える時間を与えてあげないと、聴講者はあなたのプレゼンから置いてかれてしまいます。
もしそんなことが起きれば、あなたのプレゼンは退屈なものになってしまうでしょう。
タイムテーブルを作るメリットはそういうところにもあります。

タイムテーブルを作って、さらに少し時間をおいて眺め直してみましょう。
もしかしたらそこで言いたいことの前後のつながりに違和感を感じるところがあるかもしれません。そういうときはパズルゲームのように言いたいことを前後させて、ロジックをしっかり組み立ててあげるようにしてあげましょう。

最初と最後

また、タイムテーブルの最初と最後、つまり挨拶と締めの言葉を考えるようにもしてみましょう。後ほどの項目で、その日の様子を見て挨拶を変えるなどのテクニックも紹介しますが、メインとしての挨拶は事前に仕込んでおくようにしましょう
その日が何日なのか、プレゼンは初めてなのか、複数回あるうちの一回なのか、そういったことを考慮しつつ挨拶を考えてみましょう。

また、締めの挨拶も大事です。尻切れとんぼにならないように、今日来てもらった聴講者が「ああ、いいプレゼンを聞けた」とスッキリ帰ってもらえるように、挨拶を考えましょう。複数回あるならば、次回の伏線などを引いておいてもいいかもしれませんね。
では、次は作ってみた紙の上のプレゼンで、アクセントをつける作業をしていきましょう。

それでは、また次回お会いしましょう。

モチベーションになります! いい記事をかけるようにがんばりますので!