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牛と暮らした日々-そこにあった句

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俳人である夫-鈴木牛後の俳句と、その背景や生活についての私-Junkoのエッセイです。23年間の酪農生活とそこから生まれた俳句。1年間の連載を終えて完結しました。
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2022年10月の記事一覧

牛と暮らした日々-そこにあった句#23 除角

角焼きを了へて冷えゆく牛と我  鈴木牛後 (つのやきをおえてひえゆくうしとわれ) 「角焼…

Suzuki Junko
2年前
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牛と暮らした日々-そこにあった句#24 エゾシカ

陰裂のごとくに鹿の啼く真闇  鈴木牛後 (いんれつのごとくにしかのなくまやみ) 以前、害…

Suzuki Junko
2年前
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牛と暮らした日々-そこにあった句#25 秋の霧

牧牛の自由は霧の柵の中  鈴木牛後 (ぼくぎゅうのじゆうはきりのさくのなか) 秋になって…

Suzuki Junko
2年前
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牛と暮らした日々-そこにあった句#26 牛追い

牛追つて我の残りし秋夕焼  鈴木牛後  (うしおってわれののこりしあきゆやけ)   秋にな…

Suzuki Junko
2年前
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牛と暮らした日々-そこにあった句#27 スズメバチ

雀蜂去り動脈はしづかな脈  鈴木牛後 (すずめばちさりどうみゃくはしずかなみゃく) 私は…

Suzuki Junko
2年前
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