マタハラを受ける側になった
パワハラ、セクハラ、マタハラ、色々あるけど、人間社会で生きてたらしゃあないっしょ〜くらいに思っていた。前に勤めていたITベンチャーはパワハラの塊みたいな会社だったけど、裁量もある程度あったからしばらく我慢できた、てとこがあった。
それが今、産婦人科専攻医になってみて、突然マタハラ受ける側になった。出産どころか、妊娠発表したら異動先から断られるわ、医局からは斡旋を放棄されるわ。
異動先は無いから自分で探して来ないとプログラム修了できません通告された時には、スマホを見て目を疑った。医局の役割は、専門医プログラムを持ち医局員を沢山集めて力を持つ代わりに、医局員が各自事情に合わせてつつがなくプログラムを修了できるように支援することじゃないのか。少なくとも、私はそう思ってたから多少理不尽な異動にも耐えてたのに、支援すらしてくれないのか。
妊娠しただけでお祝いどころか邪魔扱いされるなんて、理不尽すぎる。産婦人科学会のハラスメント委員会に訴えてやろうか。イライラしすぎて揚げ物をやけ食いしたら、妊娠初期の胃袋には重すぎたらしく次の日の夕方まで気持ち悪かった。
旦那さんに聞いてもらっても、イライラして不安で何にも集中できなかった。
今回の事は、教授面談にこぎつけてなんとかするしかない。ただ今回の事を通じて、こんなに人間関係が合わなく、自分に対して至るところで精神的肉体的負荷を強いるコミュニティには居られない、と強く感じた。
私は自分の幅を広げるために、専攻医をしてるんだ、と最近気がついた。いつ、怖々であっても次のステップに踏み出せばいいのか時期がわかってきた。
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