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年末のご挨拶と夢の共有

みなさんこんばんは!

今日はいつも応援して頂いているみなさんに心の声をお届けしたいと思います。

年末のご挨拶も含め、今の僕がどこにいて、これからどこへ向かうのかを共有できるように。

永らく僕のことを知って頂いているみなさんには何度でも似たようなお話を。

新しく僕を見つけて頂いたみなさんには改めて僕の情熱をお伝えします。

約5,000文字なので所用10分程でしょうか。

年末年始、お手隙の時間に読んでみてください。





それでは、始まります。




1. 今年とこれまでの振り返り


まず今年のハイライトは以下の通りです。

■ デジタルカメラマガジンへの掲載
■ 本格的な国内遠征の始動
■ 横浜市新市庁舎での個展開催
■ 過去最多の作品たちをお届け
■ 雑誌 CLASSY. への掲載
■ 株式会社AfloとのRM独占契約
■ IPAの2年連続佳作受賞
■ フォトグラファーの育成開始

こういった事柄に加えて、今年は素敵なご縁がたくさんありました。

■ これまで大切にしてきた方々との再会
■ YouTube がきっかけとなった新しい出会い
■ 僕の夢を共有してくれる仲間の参入決定
■ 僕に足りない能力を持つ元同期とのコンビ結成
■ 探し求めていたデザイナーさんとの出会い
■ 僕の運命を大きく左右する方との出会い


僕には成し遂げたいことがあります。

早い段階でそれを実現するためには、自分の力だけでは限界がある。

そのように感じながらも、人付き合いが得意なようで苦手な僕にとって、自分の運命を託してもいいと思えるような方には出会えていませんでした。

ですが今年。

僕と違う分野で活躍されていて、僕よりも圧倒的に凄い人たちと出会えました。

それぞれが違う方面に特別な能力を持っていて、全員が僕の情熱を真っ向から受け止めてくれる熱い人たちです。

偶然か必然か、全ての出会いはこれまで僕が想いを込めて丁寧にやってきたことの延長線上にありました。

偶然だとしても必然だとしても、この出会いを大切にして、無限大に広がった可能性を信じて、粛々と突き進んでいこうと思っています。


2. 写真教室とYouTube


世の中の影響を直接的に受けていた写真教室ですが、再開したり中止したりを繰り返しながら、程よい頻度で開催できたのかなと思います。

特に秋にはたくさんの生徒さんと再会をして、たくさんの生徒さんとの新しい出会いがありました。

僕がきっかけで写真が好きになって、上達されていって、その後の写真との付き合い方まで見れる幸せはこの先もずっと変わらないのだろうな思います。

これから先、やりたいこと、やるべきことが増えていくにつれ、昔のようにレッスン漬けの日々を送ることが難しくなるかもしれません。

ですが、生涯に渡って続けていきたいなと思える大切な仕事です。

年が明けたら2月末迄お休みを頂きますが、暖かくなる頃にまた再開する予定でいます。

それまでお待ち頂けると嬉しいです。

今年参加して頂いたみなさん、本当にありがとうございました^ ^


そして去年から始めたYouTube。

投稿頻度が大切な世界であることは承知の上ですが、本業とのバランスが難しいなと感じています。

僕は世界の風景を見ること、写真を撮ることが大好きで、生徒さんにご指導すること、次世代の写真家やフォトグラファーを育てることが楽しくて。

自分に与えられた時間はできればそこに使いたいなと思ってしまいます。

それでも少しずつ投稿したおかげでいくつかの大切な出会いに恵まれました。

そしてYouTubeから受けた恩恵がもう一つ。

それは、初めてお会いする時点で僕の人柄を知って頂けているということ。

僕の人格は基本的には動画の通りです。

もちろんお酒を呑んだらイエーイとなりますし、大きな仕事を頑張った後には葉巻も楽しみますし、人の悪意に触れた時は悪い方に感情が揺れ動くこともあります。

それでも基本的にはあの通り。

つまり、最近の人間関係は僕の信念や生き方にある程度の共感を得ている状態からスタートすることが多いということです。

結果として素敵な方と出会う確率が増えている気がしています。

だから頻度を保てなくても、気持ちを込めた動画を少しずつお届けしていければいいのかなと思っています。

もしくは編集チームを作って頻度を保つことも考えています。

いずれにしても、たくさんの方に僕という人間を知って頂けるYouTubeもできる範囲で続けていきたいと思います。

年が明けたら少しずつ再開していく予定です。

いつもYouTubeを見てくださるみなさん、本当にありがとうございます^^


3. 今、考えていること


写真で生きていきたい!と決めて12年。

銀行を辞めて、写真家として走り出してから8年が経ちました。

この8年間、晴れの日の曇りの日も、雨の日も風の日も、来る日も来る日も、ただ自分を信じて、ただ自分を信じてくれる人を大切にして、未来に向かって歩んできました。

なぜこんなにも熱くいられるのか。

なぜ信念を貫き通すことができるのか。


それは青春時代に何もなかった自分の過去と紐付いています。

みんなと同じように生きることができなかった。

特殊な生まれ方をして、特殊な育ち方をして、常に疑問を抱えながら生きて、自分の正体を知ったのは20歳を過ぎてから。

事実を知った時は衝撃を受けましたが、それでも人生は続いていくわけです。

そんな時に留学をして、人生を変えるきっかけをくれたヒーローと対面しました。

全身に鳥肌が立って、その後もしばらく震えが続きました。

後にも先にもあの感動を超える体験はありません。

そして僕は思いました。

どうせ生きるんだったら彼のような生き方がしたい。

誰かの希望になるような

誰かの役に立てるような

そんな生き方がしたいと思いました。


そして今を全力で幸せに生きたい。

そうしないと自分の人生が報われない。


こんな強い想いがあるから信念を貫き通すことができるのだと考えています。

写真で生きていけなければ死んでもいいなんて言葉は親不孝かもしれませんが、今でも本気でそう思っています。

写真の世界にどれだけ凄い才能を持った人がいても、気持ちだけは誰にも負けない。

誰に笑われたとしても、泥水を啜ってでも、絶対に写真の世界で一番になる。

これは他者との勝ち負けではなく、自分の人生とのケジメです。


僕の過去も、スペインへ行ったことも、そこで写真に出会ったことも、とんでもない感動体験をしたことも、きっとその全てに意味があって、命を懸けてでも成し遂げたいと思える仕事に出会えた以上、そこから目を背けることは写真に対する不義理であると考えています。

写真に出会って人生が変わり、写真のおかげで今を幸せに生きている。

これからどれだけ世界の高みを見れたとしても、その事実だけは永遠に変わりません。

何があってもその場を動かず、写真と風景に向き合いたい。

その想いが、その気迫が、写真家としての今後の命運を左右すると信じています。


僕の写真を見てくれた人が、感動したり、幸せな気持ちになったり、悲しみが癒されたり、また頑張ろうと思えたり。

僕の生き方を見てくれた人が、あんな人間になりたい、自分も頑張ればなれるかもしれないと勇気が出たりして。

僕が生きる価値というのはそこにあるんじゃないのかなと感じています。


4. 来年にすること


写真家人生10周年まで2年を切りました。

大いなる目標へ向けて、いよいよ船出です。

これまで必死になって作ってきた基盤を土台とした大勝負が始まります。


自分の信念を誓うロゴを新たに用意して

今の自分が表現できるHPを再構築して

撮り溜めてきた作品を世の中に広めていきます。


自前のギャラリーを持つという最終的な夢。

その夢はただ箱を作って終わりではありません。


僕のこれまでの人生の蓄積が反映された空間。

最高の作品、最高の音楽、最高のおもてなし。

来てくれた方が「生きていてよかった」とすら思えるような場所。

そんな夢のような場所を作るために、まずは写真を飾ることの意味を多くの方に知って頂く必要があります。


写真に本気で向き合う人間が撮った作品を飾る

そして

作品に触れた方々の人生が豊かになる


まだ日本には根付いていない文化作りから。

これまで少しずつ進めてきたことを大きな規模で。

できることを全てやっていこうと思います。


安藤さんは建築で

久石さんは音楽で

庵野さんは映像で

宮崎さんはアニメで

松本さんはお笑いで

福山さんはエンターテイメントで

僕が目標とする方々はその道を切り拓き、輝くようにを生きています。


彼らの仕事が生きていくために必要か?

の問いには不要が正解です。


ですが人間が人間である以上、芸術が人間を豊かにしてくれることを彼らが証明してくれました。

一歩でも半歩でも、1cmでもいいから近づきたい。


写真という分野で誰も見たことのない未来が見たい


これまでの行動も、これからの行動も、全てその未来に繋がっていきます。

来年の様々なお知らせはそのように認識して頂けると嬉しいです。


5. 未来に向けて


若い頃に訪れた南米の地。

表面的ながらも各国を見て回る旅の道中、明日を生きるだけでも精一杯な少年少女たちを見ました。

ヨーロッパでは四肢が欠けた状態で物乞いをする人をたくさん見て

フィリピンではスラム街で服も着ずに笑顔で走りまわる子供たちを見て

ベネズエラでは目の前で人が死に、生命の儚さと尊さを学びました。


日本では絶対に見れない世界ですが、これは現実。

そんな現実を見て僕が思うのは、

夢を見たくても見れない人がたくさんいる

ということ。


それは恵まれた日本でも同じです。

海外ほどの壮絶さはないとしても、様々なハンディキャップを持って生まれた人たちがいます。

生涯続く不条理を抱え、それでも必死に生きている人たちがいる。

自分の意志では未来を変えることのできない方がたくさんいる世の中で、幸いにも僕は自分が努力すれば自分の未来を変えられる環境にあります。

誰に誇るでもない、誰に評価して欲しいでもない。

年齢も、恥も外聞もなく、僕はその人たちの分まで夢を追いたいと思っています。


ですが今の僕ができることと言えば

その場所に行きたくても行けない人たちに世界中の美しい風景を見てもらうこと。

写真教室とYouTubeを通して写真の楽しさを知ってもらうこと。

自分を信じてくれる人たちの道標になること。

人生を精一杯生きて、必死になって未来へ向かうこと。


そうやっていつか凄い人間になったら、夢を見たいけど見れない人達のために何かしたいとも考えています。

綺麗事だと思われるかもしれませんが、僕は本気でこう思っています。


そしてもう一つ未来に持っていくものがあります。

それは責任です。

ゼロから、イチから、途中から、僕を信じ、応援してくれる方々への責任。

僕から写真を学んだ生徒さんたちに対する責任。

今でもカレンダーを飾って頂ける方々への責任。

作品を大切に飾って頂ける方々への責任。

そして僕を追ってくれる人たちへの責任。

この人を信じていたら間違いない、この人がこんなに頑張っているんだから自分はもっと頑張らないとダメだと思ってもらえる人間でありたい。


誰よりも自由に、今を楽しく生きること。


その流儀信念責任が加わって今の僕が形成されています。

そんな僕がこれからどういう人間になるのか。

そんなところも楽しんで頂けると嬉しいです。







人間万事塞翁が馬



この先の写真家人生、あの日描いた夢に届くのか。

友人との約束を果たすことができるのか。

届いたとして、果たしたとして、その過程で何を失い、何を得るのか。

夢が本当に叶った時、何を思い、その後に何をしたいと思うのか。


いつか終わる命、いずれ必ず訪れるその瞬間、自分の人生を誇れるように。


自分を救ってくれた写真に恩返しができるように。


自分が生きたことが誰かの希望になるように。


来年も志高く、走り続けたいと思います。


今回も最後までありがとうございました^^

こんな僕でよければ、これからも応援して頂けると嬉しいです。

良いお年をお迎えください。


2021年12月30日


いつもありがとうございます。いただいたサポートは全額、写真家としての活動に充て、作品制作や個展開催という形でお返し致します。ご賛同いただける方はサポートをお願いします。