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写真が上達する人しない人

1. はじめに


みなさんこんにちは^^

ようやくnoteでの写真家としての発信方法が定まりました。

その方法をまとめた記事は近日お届けしますね。


ということで今日は写真家らしい記事の初投稿です。

生徒さんにはもちろんのこと、これから写真を始めたいなという方にも是非読んでいただきたい内容です。

上達の方法は最後に書いてありますので、忙しい方は最後だけ読んでくださいね。


2. 良い写真と悪い写真


上達云々の前にまずは写真って何?ということを改めて定義しましょう。

写真についての考え方は人それぞれです。

十人十色という言葉そのままに、撮りたいと思った写真を撮る。同じ被写体をテーマにしても、撮り方や視点は人によって違う。

これが写真の楽しさであり醍醐味です。

明確な正解がない中で限りなく自分のイメージに近づける

僕の中での写真というのはそういうものであり、簡単に答えが見つからない世界だからこそ、僕は写真に魅了されています。


では『良い写真』と『悪い写真』の違いは何か。

これについても明確な基準というものは存在しません。

ただ、「高田的にどう思う?」と聞かれた場合は

写真の良し悪しは見てくれた人が決める

と答えます。


そう言える根拠として写真家あるあるを例に挙げます。

僕が作品として公表しているものたちについては、その日の天候や湿度や風の香りみたいなことを肌感覚で覚えています。

時代が進んでも技術が発達しても一枚の写真にかける想いというものがあって、彼らを撮る過程で苦労すればするほど、その作品に愛着が湧きます。

そうして最高の環境に身を置いて、精神を研ぎ澄まして、持ちうる知識と技術を全て駆使して全身全霊で撮影に挑みます。


さて、こうして生まれた作品たちは高田の中で自然とランク付けされます。

写真家である以上、撮って終わりではなく、その後に作品を売る流れがあるわけですが、いざ個展を開いて作品たちを飾ってお越しいただいた方に感想を聞くと、このランキングは見事にひっくり返ります。

本当に人それぞれで、好き嫌いによれば、その人の精神的な状況によっても大きく左右されます。


この具体的な一例からわかるのは

自分が良いと思っても人から見たらそうではない

ということです。


3. まずは上手になる


良い写真か悪い写真かの基準がないならどこを目指せばいいの?ということになりますよね?

その答えは上達を目指すこと。

書いてる僕もふわふわした内容だなと感じているのでこの辺りでギアを変えます。


お伝えしたいことは

写真の良し悪しの基準がなくても、写真が上手かそうでないかは一目でわかる。


雑誌でもインスタでも、パッと見て上手い写真は上手い。

写真慣れしていなくても、何が上手いか説明できなくても、芸術論に詳しくなくても、感覚としてそれくらいわかるはず。

だから初心者の方がまずやるべきことはシンプルに『上達する』だと思っています。

今日は詳しいことまで書けませんが、コンテストの受賞作品や写真家が世に出している作品には、それぞれの想いを正確に表現するために裏付けされた撮影技術というものが存在します。


先に書いたように『写真についての考え方は人それぞれ』『写真の良し悪しは見てくれた人が決める』なわけですが、それでも自分が撮りたいと思った写真を撮るための技術が見た人の心を動かす鍵となることは間違いありません。

撮りたいイメージがあって、それを具現化するための技術があって、その上でシャッターを切る。

この精度が増せば増すほど一枚の写真に深みが出ます。


ここまでを一文でまとめると

初心者の方には写真が上手になることを目指してほしい

となります。


4. 写真が上達する人しない人


ここでいよいよ今日の本題です。

写真が上達する人としない人。

これまでたくさんの生徒さんを見ていて、はっきりわかることがあります。


上達する人に共通しているのは


写真を楽しむこと


たくさん撮ること


これだけ引っ張ってそれが答えですか?と野次が飛んできそうですがこれが答えです。

僕の写真教室では基礎篇Lv.1からLv.3まであり、これらをしっかり学べば機材操作に困ることはなく、後は実戦経験だけで上達できるように設計しています。

そして Lv.1 → Lv.2、Lv.2 → Lv.3と順を追って受講していただく生徒さんを見る限り、そこには上達していく人とそうでない人に明確な『差』が生まれています。

参加された全ての方に上達してほしいと考える僕にとって、この『差』が何かを明確にすることは義務であり、その謎を解明するために明らかに上達している生徒さんを見つけては根掘り葉掘り聞きまわって答えが出ました。


それが


とにかく撮りに行っている


そして


その内容を楽しそうに話してくれる


当然と言えば当然ですが、写真が上達するしないはここに尽きます。


思い返せば過去の僕もそうでした。

上手い人の写真を見て、同じ場所に行って、自分の写真と見比べて愕然とする。

何が違うのか?いつ撮ったのか?どの機材を使ったのか?

例えばそんなことを調べて、トライ&エラーを繰り返して、少しずつ上達していきます。


じゃあ上達しない人はどんな人?

伸び悩んでいる生徒さんのために敢えて一番多い離脱パターンを書いておきます。


① Lv.1を受講する

② その後一枚も撮らずに予習復習もなくLv.2を受講する

③ Lv.1で学んだことを忘れているからLv.2の内容が頭に入ってこない

④ うう。

⑤ むむむ。

⑥ 写真は難しい。。。


これも当たり前ですが、なかなか上達しない方はほとんどがこのパターンです。

センスの良い方は連続してLv.1とLv.2を受講されてそのままスイスイ上達しますが、みんながみんなセンスが良いわけではないし、機材操作が苦手な人もいる。

この問題を解決する方法は

たくさん撮ってカメラに慣れる

これだけです。


5. 具体的なアドバイス


これだけでは精神論になってしまうので最後に具体的なアドバイスを。


その方法が『分野を絞る』です。


写真と言っても様々な分野があり、風景、人物、動物、食べ物、商品(他にもたくさん)などがあって、それぞれはさらに細かく分類されます。

上達される生徒さんを見ていると、撮りたいと思う分野が明確。

「自分が撮りたいな」とか「撮っていて楽しいな」という分野にこだわって撮るうちに引き出しが増えていき、『このシチュエーションではこう』という必殺技が増えていきます。

そうこうしているうちに少しずつ自信がついていって、「次はあれを撮ってみよう」「今度はこれを撮ってみよう」という流れでどんどん写真にハマり、気がつけばレンズの沼にハマり、高田のように写真がなければ生きていけない身体になってしまいます。笑


もちろんこれだけが正解ではないですが、少なくとも僕はこの過程を経て今があります。

風景にこだわって数年間、そこから建築、動物、人物と領域を増やして今に至ります。


最後は駆け足でしたが初回はこの程度にしておきます。

少し上滑りな内容でしたが、あくまで初心者の方に向けた記事ということでご容赦ください。



今日はここまで。

またお会いしましょう^^



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