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パパ育休を取得しました!

こんにちは。入社9年目の高橋です。
この春に第一子が誕生しまして、パパになりました。
そんな私の育休中の奮闘記をお伝え出来ればと思います!


鈴廣では男性の育休取得がトレンド!?

世間ではちょっとずつ知名度が上がってきている男性の育児休暇ですが、まだまだ制度として駆け出しで、どうすれば良いかわからない…そんな人も多いかと思います。
「自分は育休を取るべきか」と悩んでいる人も少なくないでしょう。

私もその1人でしたが、最近の鈴廣ではパパ育休を取得する先輩社員の方が多く、自分も妻と一緒に我が子のお世話をしたいと思い、今回の取得に繋がりました。
(中々「父親になる」という自覚に欠けてましたので、妻からも強いプッシュがあったというのも勿論大きいですが…)

事前準備…総務部のOさんと打合せ

いざ育休を取ると決めたものの、もちろんそれまで育休制度について調べたことはなく…
上司から育休関連の資料を教えてもらい、軽く流し読みをしました。
そしてよくわからなかった。
ですので出産予定日の数か月前の本社休憩室。総務部のOさんに直接泣きついて相談しました!
そして後日時間を取っていただき、丁寧な説明を受けました。(Oさん、お忙しいところありがとうございました!)

パパ育休の期間、その間の収入について把握

一番気になるのは育休中の収入でしたので、その辺を中心にお話を伺いました。

まずは産後パパ育休期間ですが、MAX4週間まで取得でき、2回に分割することも出来ます。期間の開始と終了は、妻の産後スケジュール、サポートの必要な時期、現在の自分の仕事や収入との兼ね合いで決めていきます。
私は妻や上司と相談し、産後すぐに4週間みっちり取得することにしました。

では、気になる収入面についてですが、育休は子育てを推進する国の制度でして、休暇中の収入は国が給与の7割程度を補償してくれます。
また1月分の社会保険料が免除される(これ大きいです)ので、実質1か月が8割程度になるイメージです。

妻と相談した結果、産後の2馬力育児の効果が大きいことと、何より生後1か月というかけがえのない時間を大切にするため、4週間MAXで取得することにしました。

そして出産へ。立ち合い~無事出産

臨月に入ると毎日がドキドキ…とは妻ほどはなりませんでしたが、
予定日が近づくにつれて増える「あ、動いた!ほら動いてる!」「今日おとなしくて不安…」「そこ蹴るな!痛い!」等の
妻の喜怒哀楽に満ちた言葉から、子どもの成長を感じていました。

そして予定日前日の夜、ついに妻に「腹部の猛烈な痛み」が。
深夜10時に病院に急行し、そのまま入院になりました。
(この日お世話になった方との飲み会がありましたが、泣く泣く断っていて正解でした。同じ部署のAさんに「産前の恨みは一生ですよ」と言われたのが効きました。Aさんありがとうございます。)

一旦私は自宅に戻り、色々と準備をして翌日の昼から病院へ。辛そうな妻が印象的です。着いて直ぐに分娩室へ移動しました。
私たちは「無痛分娩」を選択していたので、麻酔を効かせて痛みを軽減させながら、陣痛感覚が短くなるのをひたすら見守ります。

私にできることは励ますことだけ。10分~5分間隔で陣痛が来るたびに妻の背中をさすって声掛けを行いました。治まってきたら椅子に戻って「ジョジョ」のつづきを読み始めました。ちょっと疲れたらコンビニでジュースを買って。「全然無痛じゃないじゃん(安産のための医者の方針)」と怒る妻をなだめて。
これの繰り返しです。

昼1時に分娩室に入り、夜6時を回ったあたり、医者から「イキミ」のGOサインが出ましたので、いよいよ出産。
(初産の場合は10~12時間かかることは普通なので、だいぶ短い方でした。)

そしてイキミ出して1時間、無事産声をあげて我が子が誕生。元気な男の子でした。夫婦共々涙を流して喜びを分かち合いました。
医者の好意で私はへその緒を切らせてもらいました。感動です。
そして私の仕事である写真・動画撮影をこなしました。

育休開始。感想は「ワンオペじゃなくて正解」

数日の入院の後、息子と3人で帰宅。
育児生活の開始です。

育休中の動き方については何となくしか調べてなかったので、実際にやりながら覚えていきました。やってみて感じたことは「休めない」です。
・3時間毎のミルク
・1日10~15回程度発生するおむつ替え
・泣き止むor寝るまで抱っこ

これは字面以上に時間を取られました。中々寝ない、寝たと思ったら自分の手の動きで勝手に起きるなどで、抱っこの時間が読めないからです。
その間で自分たちのご飯、買い物、掃除、洗濯、内祝・来客対応などをやらなくてはなりませんでしたので、感覚としては
「一段落したと思ったら、すぐに次のミルクがやってきた」ということが続きました。

夜は特に当番を決めず、起きた方がやるようにしました。
我々はどちらかというとお互い育児を積極的にやる方なので、夫婦によっては難しければ当番制にするのもありだと先輩に教わりました。

お風呂も夫婦で協力しています。
一昔前と異なり、最近の主流は「シャワーで時短」とのことで、浴槽と溜め湯は使わないそうです。(産婦人科でレッスンを受けます)
私が腰を痛めないよう、シンクが息子専用のお風呂場になりました。
シャワー自体は気持ちよさそうにしていますが、赤ちゃん用ボディーソープと湯上りのボディーローションが不快らしく、終始ギャン泣きです。
可哀想と思いながらも心を鬼にして洗っています。

妻の負担を軽減した新しい生活のスタートを

今回育休を取得して感じたことは、「1人目ということもあり、出産直後に育休を取得してよかったな」ということです。
育休の開始時期は選べるので、実家帰り出産をする夫婦は「妻が実家から戻ってきたら取得する」ことを選んだりもすると思います。

私たちは最初から親子3人での生活でしたので、産後直ぐの一番デリケートで、一番ミルクやおむつ替えを頻繫にやる時期に取得し、夫婦二人共同で子育てを開始しました。
これは私たちにとっては良い選択であったと思います。
慣れない育児をどちらか1人で開始するのはかなりストレスになっていたでしょう。それを慣れるまで二人で支えながら出来たというのは大きな心のケアになったと思います。
医者からも「スタートで頑張り過ぎないこと」が重要だと言われました。新家族生活の始まりに、育休制度は大いに役立ったと思います。

取得させていただき、ありがとうございました

この制度自体の知名度は上がっているものの、まだ実際の取得に結びつかない企業も多いと聞きます。産婦人科からも「お父さんが育休をそんなに長く取れるなんてありがたいね」と言われていまして、中々進んでいない制度なのかなと感じています。

そんな世間の中、しっかりと育休を取らせてもらった鈴廣という会社と、部署のメンバーに、また社内にパパ育休取得の流れを作ってくれた先輩方には大いに感謝しています。
「復帰後はもっと業務に邁進し、少しでも恩を返していきたい。」
そんな立派なことを地で言えるような大人になった方が良いのだろうなぁとすくすくと育つ我が子を見つつ、しみじみ思っています。

パパ育休はオススメの制度です。
何にも代えがたい、そんな時間を得ることが出来ました。

次の目標は、初孫は可愛いが「おばあちゃん」と呼ばれたくない、私の母と義母両名に覚悟を決めてもらうことです。

筆者:資源開発課 髙橋
釣りと飲みが趣味の入社9年目。
育休中の釣りと飲み会は妻から勝ち取った。(ケーキとアイスと深い陳謝を献上した)


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