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【CL横浜2024TOP4】サーナイトex

割引あり

どうも、すずはや(@suzuhaya__poke)です。

今回はCL横浜2024でTOP4になったサーナイトの解説記事になります。
また、CL横浜2024直前の自主大会でもサーナイトを使用し、上出来な戦績を残すことができました。
各大会ごとに使用したリストは異なりますが、なぜ最終的にCL横浜で使用したリストになったのかその経緯についても解説していきたいと思います。

本記事は有料とさせていただきます。
私は現在学生で、WCSの旅費を自己負担するのはバイトだけでは厳しい状況にあり、本記事の収益はすべてその費用に充てさせていただきます。
そのため価格は少々高く設定しております。
その分時間をかけて本記事を作成し、ご購入いただいた方には満足していただけるような、クオリティの高いものになったと自負しております。

8/19 第1回東北ドラゴンソーズ杯  8-1 優勝
8/20 ポケ堂トリプルバトル  6-0 優勝
9/2 第9回デデンネカップ 4-1 予選落ち
9/9,10 CL横浜2024 14-3 TOP4

(トータル戦績 32-5 勝率約86%)

今回の解説記事では 

①CL横浜の環境考察
②各大会の振り返り
③サーナイトの解説・プレイング
④各対面の立ち回り
⑤使用候補だったデッキリスト
⑥いただいた質問の返答

の6点を解説していきます。

CL横浜の直前で話題になったサーナイト vs ロスギラの有利不利について、VIP型かネスト型か、さぎょういんかボウルタウンかといった多く質問をいただいていた内容についても詳しく記載しております。

また、今回のCL横浜で使用するまでには至らなかったものの環境次第では使用していたかもしれない、世間ではあまり出回っていないであろうリストもいくつか用意していました。
今後使用する予定がないこと、次のCLから環境が変わりそうなことを踏まえて、興味ある方がいたら公開しようと思いツイートしたところ、自分が想定していた以上の反応をいただいたので⑤にて公開しております。
自分の自己満足に近い内容ですがそちらも合わせて見ていただければ幸いです。

※(CL宮城2023でロストゾーン軸+カクレオン『通称ロストカクレオン』という新しいアーキタイプを使用しDay2に進出した実績があります。)

CL横浜2024配信卓
準々決勝→7:26:50
準決勝→7:49:06

ゆーにゃチャンネルとの対戦動画
ゆーにゃチャンネル→https://x.com/yn_358?s=20


☆今までの戦績

CL愛知2023 Day1 7-2 Day2 3-2(10-4)
ロストカイオーガ(カビゴン)

CL宮城2023 Day1 7-2 Day2 3-2 (10-4)
ロストカクレオン
※note→https://note.com/suzuhayapoke/n/na8eee6cf91ef

CL新潟2023 TOP16 Day1 9-0 Day2 4-1 本戦 0-1 (13-2)
ロストカイオーガ(ザマゼンタ)
※note→https://note.com/suzuhayapoke/n/n2c87be42d263

PJCS2023 TOP64 Day1 8-2 Day2 2-1 (10-3)
ロストカイオーガ(ザマゼンタ)

CL横浜2024 TOP4 Day1 7-2 Day2 5-0 12-2 本戦 2-1 (14-3)
サーナイト

☆CL横浜の環境考察

Tier表

このような位置づけを想定し練習を行っていました。

各対面の検証を行った結果このような数値になりました。
プレミや数値のずれはあるかもしれませんがだいたいはこのような結果になるかと思います。
やはりサーナイトの勝率が高く、サーナイトに不利がつくデッキは今回のCLでは使えないと判断しました。

まずサーナイトに安定して勝てるデッキを模索するためサーナイトvs○○をひたすら行いました。

検証を行いサーナイトに対しては
①頂への雪道を複数枚押し付ける
②非Vのアタッカー+サーナイトexをワンパンする手段がある
③サイドを複数取りできる


の3点が有効な手段であることに気づき、さらにそれを最大限生かすプレイングとデッキリストを考える必要がありました。

①頂への雪道を複数枚押し付ける

サーナイトはサーナイトexの特性「サイコエンブレイス」を用いアタッカーを作るデッキになります。
アタッカーを倒しながら頂への雪道を貼ることで、サーナイト側は頂への雪道を剝がさなければアタッカーを作ることができず、さらに手札干渉をしながら頂への雪道を貼ることでサーナイト側の要求を上げることができます。

また環境的にも頂への雪道の通りが良く
・かがやくゲッコウガの特性「かくしふだ」
・ルギアVSTARの特性「アッセンブルスター」
・パオジアンexの特性「わななくれいき」
・ゲノセクトVの特性「フュージョンシステム」
・リザードンexの特性「れんごくしはい」


等の環境に存在するほぼすべてのデッキに有効であり、序盤にジャッジマンと併せて使用しeasy winを狙ったり、終盤ツツジやナンジャモと合わせて使用し捲ったりと、頂への雪道の押し付けが強い環境でした。

頂への雪道を複数枚押し付けることができ手札干渉を無理なく採用できるデッキとして、ロスギラと雪ミュウ、アルセウス系統が挙げられます。

安定感や再現性、後攻での場合も考慮すると、感触が最も良かったのはロスギラでした。
非Vの押し付け+手札干渉+頂への雪道をプレイすることでスタジアム+ボスの指令の要求を押し付けることができるのも良かったです。

②非Vのアタッカー+サーナイトexをワンパンする手段がある


サーナイトデッキは非Vのポケモン(アルカナサーナイト)で、ポケモンVやポケモンexを倒すことができ、サーナイトexがアタッカーを作る役割を担っているので、それに対応できる非Vとサイドレースを逆転するためにサーナイトexをワンパンする手段があるデッキを使用する必要がありました。

非Vのアタッカー+サーナイトexをワンパンする手段があるデッキとして、ロスギラとFミュウ、ルギアが挙げられます。

ここでもやはりロスギラの感触が最も良く、ギラティナVSTARのワザ「スターレクイエム」でサーナイトexをワンパンすることができ、ウッウやヤミラミといった優秀な非Vのアタッカーの存在もあり、アタッカーを使い分けることでサイドプランをずらすといった器用な戦い方をできる点も魅力的でした。

③サイドを複数取りできる


サーナイトデッキは非V(アルカナサーナイト)でサイドを2枚取れるため1-2交換をすることができ、遅れたサイドレースを逆転することができます。
③は1-2交換をされてもサイドを複数取りする手段があるためサイドレースを逆転させないという方法になります。

サイドを複数取りする手段として
ヤミラミのワザ「ロストマイン」
・かがやくゲッコウガのワザ「げっこうしゅりけん」

の2つがあり、ロスギラとロスバレ(ヤミラミ特化型)、パオジアンが挙げられます。

ここでもやはりロスギラの感触が最も良かったですが、サイドを複数取りできる(ヤミラミ)ターンが終盤であるため、ナンジャモによる手札干渉やサーナイトに乗られていることを考慮したら③に関してはやや微妙かなと感じました。
ロスバレとパオジアンに関しては、序盤にラルトスを複数取りしてeasy winできる展開があり、安定感や再現性にやや不安はありましたが実際にvsサーナイトの勝率が高かったのはこの2つのデッキでした。
vsサーナイトの勝率が高かったのは事実ですが、その他のデッキの勝率が悪かったため使用するまでには至りませんでした。
サーナイトのシェア率がより高く、サーナイトミラーで勝てる自信が無かったら使用していたかもしれません。

検証の結果、
・ロスギラ①②③
・ミュウVMAX①②
・ルギアVSTAR②
・パオジアンex③
・ロストバレット(ヤミラミ特化型)③

の5つのデッキが戦えそうだなと感じ、特にロストギラティナが①②③全てを満たせることができ最後まで使用候補でした。
最終的にサーナイトに安定して勝つことができなかったため、サーナイトexを使用することにしました。

☆各大会の振り返り

8/19 第1回東北ドラゴンソーズ杯 8-1 優勝

※東北の実績のある選手のみが参加できる完全招待制の自主大会

予選
1.アルギラ 後 ✕
2.アルセロコン 後 〇 
3.一撃ルギア 先 〇
4.パオジアン 後 〇
5.一撃ルギア 先 〇
本戦
1.ロスギラ 後 〇
2.リザードン 後 〇
3.ロスギラ 先 〇
4.リザードン 先 〇

8/20 ポケ堂トリプルバトル(チーム戦) 6-0 優勝

1.アルジュラブラッキー 後 〇
2.ロスザマカイオーガ 後 〇
3.リザードン 先 〇
4.インテウーラ 後 〇
5.サーナイト 先 〇
6.サーナイト 後 〇

はげましのてがみ

この2日間は月明かりの丘を強く使うことを意識しようと考えていました。
強く使えることで330ダメージを早期に達成しやすかったり、ロスト対面で有効に働いたり、スタジアムの効果でトラッシュに超エネルギーを送れる等のメリットがあります。
強く使うためには超エネルギーを早い段階で山札から引いてくることが重要だと考え、試験的にはげましのてがみを採用しました。

はげましのてがみを採用したことで
・月明かりの丘を強く使える
・既存のリストより早くトラッシュに超エネルギーを送れる
・山札を3枚分圧縮できる

等のメリットがありました。
強く使えた場面が多くあり感触は良かったですが
・序盤~中盤ではげましのてがみに触れず腐った場面が2回あった
・はげましのてがみがなくても超エネルギーの管理を工夫すれば月明かりの丘を有効に使える
・はげましのてがみよりも他に優先すべきカードがあった


2日間使ってみての感想はこんな感じでした。
特に330ダメージを早期に達成しやすくするために採用したカードでしたが、リバーサルエネルギーでも同じことができサーナイトexの特性「サイコエンブレイス」に依存せずにアルカナサーナイトでワザが宣言できたり、月明かりの丘に頼らなくても330ダメージを達成できることから、リバーサルエネルギーの方が採用価値が高いと考えました。

はげましのてがみ<リバーサルエネルギー

ロストスイーパー

当時のリザードンはリベンチパンチの採用率が高かったため、スタジアムとポケモンの道具を剥がすことができるロストスイーパーを採用しました。
ついでに手札を減らすことができ山札の圧縮につながるため悪くはなかったが、リバーサルエネルギー+サイコエンブレイス6回+月明かりの丘1回=残りHP50のアルカナサーナイトを作ることができリベンジパンチ圏内から逃れることができるため、ポケモンの道具を剥がす手段は必要ないと判断しました。

ロストスイーパー<作業員orボウルタウン

9/2 第9回デデンネカップ(チーム戦) 4-1 予選落ち

1.アルセボスゴドラ 後 〇
2.ロスギラ 先 〇
3.森ロスト 後 〇
4.リザードン 先 〇
5.ロスギラ 後 ✕

ネスト型のサーナイトを使用しました。
すごいつりざおを3枚採用、バトルVIPパス→霧の水晶&ネストボールになっているため、中盤以降サーナイトラインを絶えず置くことができ盤面を維持しながら戦えるのが強みだと感じました。
それと同時に盤面の展開をミラージュステップに依存しているということで、キルリアラインが1枚でもサイド落ちしていると厳しい展開になりそうだと感じました。

VIP型とネスト型に関しては有料部分にて詳しく解説しています。

9/9,10 CL横浜2024 Day1 7-2 Day2 5-0 本戦 2-1 トータル14-3

Day1
Day2

Day1 レベルボール4枚目→ Day2 リバーサルエネルギー2枚目

Day1
1.サーナイト 先 ✕
2.インテウーラ 後 〇
3.炎アルセ 後 〇
4.雪ミライ 後 ✕
5.リザードン 先 〇
6.サーナイト 後 〇
7.白ルギア 先 〇
8.サーナイト 先 〇
9.パオジアン 後 〇

Day2
1.サーナイト 先 〇
2.リザードン 先 〇
3.水アルセ 後 〇
4.白ルギア 先 〇
5.白ルギア 先 〇

トーナメント
TOP16  ロスヌメ 後 〇
準々決 サーナイト 先 〇 (サブ配信)
準決勝 雪ミライ 後 ✕ (メイン配信)

1戦目のvsサーナイトミラーは手札が芳しくなく負けてしまいました。
4戦目のvsミライドンは手札干渉+頂への雪道からの復帰が遅れてしまい、終盤ナンジャモから回答札を全て引かれて負けてしまいました。
準決勝は配信を見ていただければわかるかと思います。
義務教育からやり直してきます。

ここまでを無料部分とさせていただきます。
以降を有料部分とし、以下の内容を書いています。

③サーナイトの解説・プレイング
④各対面の立ち回り
⑤使用候補だったデッキリスト
⑥いただいた質問の返答

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