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真空成形用の樹脂型の製作を行っています。樹脂型には試作型(ケミカルウッド型、木型)から量産型まで、金型に比べて短納期・低コストで製造が可能というメリットがあります。
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#木型

【木型と樹脂型】真空成形型の種類について。金型と比較した違いとメリットとは?

【プラスチック(樹脂)の真空成形について】 成形業界では代表的な成型方法の一つである真空成形。PMMA(アクリル樹脂)やABS樹脂を材質とし、高温度で加熱したシート状のプラスチックを耐熱装置により真空成形する成形方法です。真空成形型には木型や樹脂型、金型などいろいろな種類がありますが、金型はショット数が多く、型の耐久性が必要な場合に用いられるため、比較的高価な成形型です。その反面、樹脂型、木型の特徴には、 短納期 費用が安価 試作費用を安く抑える といったメリットが

【熱プレス型】治具で品質と生産効率の改善をする。

【まえがき】熱プレス型における改善実例内容をご紹介します。 テーマは「熱プレス型作業効率の向上」。社内の改善提案において最優秀賞に表彰されました。 生産効率の改善として、優れたアイデアをもとに実際に作業時間の短縮と製品の精度の向上に貢献しました。 【改善に至った背景】製作フローの見直し 熱プレス型の凹型(上型)、凸型(下型)組み上げ作業において、以前の製作フローは以下の通りでした。 凸型(下型)を組み立てる。 凹型(上型)を組み立てる。 型同士を合わせる。

【プレス型がおすすめな理由】創業70余年の木型屋が解説します。

【プレス加工とは】凹型凸型で挟む成形方法のひとつです。 プレス加工とは、加工材を型に当て、加工機で圧力を加えることにより材料を型の形状に加工する成形方法です。それぞれ凹型凸型を作成して、上型と下型で挟むので、材料を曲げて成形したいときに用いられます。 材料に合板を使うことで、 なるべくコストを抑えたい 古くなった型をリニューアルしたい 短納期で高精度な型をつくりたい といった問題を解消できます。 代表的な成形方法には、ほかにも真空成形などがあります。 【製作手