新年度が近づいて、受験の頃を思い出す

唐突ではあるが、私は1浪して志望校に入れなかった人である。そんな私でも滑り止めの大学に入学していつのまにか1年経つ。

現役時代、私が1浪したのは単純に志望が高くて学力が足りていなかったから。理想だけ高くて行動しなかった。大学に落ちた時も、「まあそりゃ落ちるよな」って思っていた。
浪人時代は結構勉強したし成績も上がったが、伸び幅が足りなくて普通に落ちた。元がそんなに賢くなかったしね。このときは流石に落ち込んだし、親にお金出してもらって大学落ちて、自分に生きてる価値ないなって思い詰めていた。

そんな中でも、滑り止め大学への入学手続きの期限は迫って来ていたので、落ち込んだ気持ちのまま準備した。1浪でもう受験は精神的に無理と判断したので、「2浪と比べたら...」と思いながら書類を書いた。でも辛かった。
今思えばこの準備の忙しさに助けられた部分は大きかった。新生活の準備って思ったより忙しくて落ち込んでる暇がなかった。色々と早く決めろって言ってきた親に動かされたのも大きい。お金のことといい親には頭が上がらない。

唯一楽しかったのは、一人暮らしの新居探しと家具家電選びだった。今の家は気に入っているから満足している。部屋探しが遅くて駅から遠いのだけが欠点。

とまあ、新生活の時期になると合格の喜びの声とか、予備校のCMとか大学受験の頃を思い出すきっかけが多いのでこんなことを書いてみた。大学って人生の分岐点の一つなのは確かだと思うけど、それだけがすべてではないし、置かれた場所で咲くっていうのもありだと思う。

私にとって大学受験は間違いなく人生の挫折だったけど、今の大学も生活も十分に楽しんでいるし、これも人生だと思えるのは幸せなことだと思う。

#受験 #振り返り

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