骨は折っても、心は折られるな
今回の部員日記は、経済学部4年の鈴木晴貴が務めさせていただきます。
現役引退から早3ヶ月、学生最後の部員日記を迎えました。
卒業まではまだ時間がありますが、自分の体育会生活に関わってくれた方々、この場を借りて感謝申し上げます。有意義な4年間を過ごすことができました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
さて私事ですが先日、左鎖骨を骨折しました。2月5日から14日までの約10日間の雪山リゾートバイト初日。雪山到着から約30分。転倒した僕は肩から着地し激痛とともにリゾートバイトが幕を閉じました。
そして、最初の画像からわかるように折れた骨が離れてしまったため、手術治療となりました。手術日程は未定ですが、面会お待ちしております。
ここで軽く骨折したことのデメリット・メリットを紹介しようと思います。まずはデメリットです。
日常生活がままならない
第一にこれがあります。シンプルに左腕が自由に使えないため、腕の角度によっては激痛が走りますし、左手に重心をかけようもんなら悶絶します。地味に嫌なのが、鎖骨を安定させるため胸を張った状態をキープさせる器具「クラビクルバンド」というものが、異様に肩幅を大きくさせるため、電車では1.5人分の幅を使いますし、体の大きさを誤り、扉に左肩をぶつけたら終わりです。直近の予定が頓挫する
これは自分の予定次第ですが、直近に入っていた海外旅行が頓挫しかけています。航空券の支払いはすでに済んでおり、キャンセル料や払い戻しが可能かを確認したところ期間関係なく、払い戻しは不可能となり、僕の航空機代は、ドブに捨てることとなりそうです。痛い
最後にこれです。シンプルに痛いです。
次にメリットです。
人生初骨折、初入院、初手術の実績解除
今まで自分は骨折をしたことがなく、健康的な人生を送ってきました。そんな中で学生最後の休みにこの実績を解除できたのは、なにか特別な思いが込み上げてきます。社会人で使えそうなエピソードトーク入手
これが一番大きいかもしれません。10日間のリゾートバイトを1日目、しかも30分で怪我をして、帰宅せざるを得ない状況というのはかなりショックではありました。ただその反面、それだけインパクトがでかい話でもあるため、自分のやらかしエピソードトークを手に入れることができた点に関してはかなりの達成感を得られることができました。さらには、自分以外は傷つけていないというクリーンなトークという点もかなり満足です。ただ、治療費等を出してくれる家族には感謝しかありません。厨ニ病心をくすぐられる演出
先程も述べたように手術を行うのですが、内容としては鎖骨をつなげるためのプレートを身体に入れ込みます。これが何と言っても厨二病心をくすぐられます。身体に金属を入れられる経験はかなり稀であると思うので、貴重な体験を味わいたいと思います。
このように骨折のデメリット・メリットは小さなことから大きなことまで数多く存在しております。デメリットに着目すると、スノーボードで調子に乗った自分に自己嫌悪になったり、運無いなと呆れたりと、何度も心が折れそうになる数日間が続きました。
ですが、ここで心を折られてはいけません。そもそも折れない強靭な心を体育会で養うことができたと自信持って言えます。
心が折れないことで、この骨折の状況を楽しめています。メリットに記載したもの以外でもマイナスの出来事も楽しみ方は無限大です。
ぜひ後輩たちには強い心を手に入れ、何にも負けない人を目指してほしいなと思います。
スポーツである以上、何かしらの結果に追われるのは仕方ないですし、それが何よりの目標であると思います。ただそれだけに囚われず、一つの物事に熱中することでなにかの能力を得て、有意義な体育会活動になることが何よりです。
しょうもないことでも他人より優れていれば、一つの個性であり、ストロングポイントになります。
長々となりましたが、自分が伝えたいことは以上のことです。
骨折したことで後輩に伝えたいことも伝えることができ、もはやメリットも一つ増えました。
4年間ありがとうございました。
また、拙い文章になりましたが、最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
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