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小田原で6月に。「宇宙の旅、セミが鳴いて」。


 

かわいらしいタッチのチラシがとどいた。

地上の環境がひどいことになった。だから宇宙に出てなんとか突破口をひらこう。

と出かけていく若者たちのはなし。いま、ロシアの軍によって、原発が攻撃される。電源が切られたり、また再開したり、…考えられない誰もが困る暴挙が行われている。そういうことは、たいてい軍が行う。人類はもっとましな、賢いものだと思っていた、とだれもが考えるようなそういうことで、きっとこの世界の破滅は来るのだろう。でもそれも、私たちの知性のすぐそばにある、私たちの一部なのだ。

そんなことをあきらめたくはない。だけど、あきらめよと迫る現実は来る。この作品は、そんな時間をじわりじわりと描くことになっている。十年以上は前に書いたものなのに、状況はその当時よりリアルになってきている。

人は、どこまでいくのか。どこまで?
考えるためにも、みてもらいたいのだ。

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