涙あと

分岐点のない道 遠くに見える遮断機
少しだけ涙滲む 群青の空の下
1人そっと囁いた 本当の自分
灰色のベールを纏う日々に
いつか希望の光を差して

何気ない今日が終わる
巻き戻せない時間は
いつしか記憶の中へ
まだ見ぬ未来に向かって ほら
歩きだそう
霞んだ明日（あす）を見上げて
刹那に願う

この先に見える景色 遠くから聞こえる電車の走行音
すれ違い時にふと見上げる おぼろ雲
雨が涙か分からない 濡れた瞳
透明な雫に満たされる日々に
いつか希望の虹をかけて

何気ない今日が終わる
取り戻せない後悔は
いつしか一生の中へ
過去に縋ることなく
怯えないでいよう
まっしろな明日（あす）を描いて
刹那に願う

願うが現実（いま）へと変わって
飛び立つ空 灰色のベールが未来（つぎ）の翼に
さあ ゆこう

何気ない今日が始まる
巻き戻せない時間は
きっと未来に繋がって
一人じゃないから
明日（あす）へ踏み出そう
雲一つない空を見上げて
刹那に願う