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【違和感🤔】職場の義理チョコって。

職場で気をつかってチョコ配ったのに「お返し困っちゃうなぁ」と言った男がいてムカついた。来年同じ職場でももう二度とあげるもんか。

と言っている人がいて悲しすぎた。

突っ込みどころは色々あるけど一つ言えることは、チョコメーカーさん以外に幸せな人が一人もいないということ。

女の子が意中の男子に頑張ってチョコを渡す日本独自のバレンタインデー自体は否定しない。けれどこの義理チョコっつーのは今の時代に全くマッチしない悪しき習慣以外の何物でもないと思うのです。


■気をつかう人

「女性って私だけだからチョコぐらい用意した方がいいかしら。」

全く以って無駄な悩みだし、そんな金と時間があったら自分のために使えば良いと心から思う。化粧品とか趣味とか。男だってそっちの方がなんだか嬉しいってもんだ。

気なんて遣わなくていいから、自分の時間を大事にして欲しい。心からそう思う。


■少数な人

男の空間にいる少数の女性たち。
そんな女性たちが、頑張る男たちを労って渡すのが義理チョコだとしたらそれこそがダイバーシティの思想に逆行してる。

職場の男女均等化を叫んでいるのに、空間に男しかいない前提の習慣など時代錯誤も甚だしい。

労をねぎらうこと自体は悪いことではない。であれば男性もまた頑張る女性にプレゼントする習慣もあるべきだ。それが不自然なら、義理チョコだって大いに不自然だ。


■断れない人

経験ある男性陣は知っていると思うけど、この世に義理チョコほど断れないものは無い。
「オレ要らない」なんて言った日には一瞬にして場の空気を悪くしてしまう。それ故、たとえチョコが苦手であっても笑顔で「ありがとう」と言って受け取るしかない。そして直後に、「さてどうしたものか」と思案する。

この瞬間、一体だれが得をしているのだろうか。


■配って満足な人

中にはプレゼントする事が大好きな人もいる。そういう人は得てしてナチュラルなので嫌味が無い。受け取る方も何となく気が楽だ。

しかし、
特に義理チョコなど渡すつもりのない他の女性はどんな顔をすれば良いのだろう。

2月14日に知らんぷりしているのはとても居心地が悪いだろう。
例えば渡しているものが旅行土産ならまだいいわけで、配るのが好きな人はそんな時に奮発すればいいのではなかろうか…。


■配らされている人

お局的な人が裏で仕切っているのだろう。昼休みを返上して居室内を回り、チョコを配っているのは新入社員の女の子だ。

果たして彼女は自分の意思だったらこんなことするのだろうか。

チョコと一緒に小さな紙を渡された。そこには女性たちの連名があり、一番最後にしっかりとお局さんの名前があった。


■お返しに困る人

義理チョコというのは絶妙な金額感である。ブラックサンダーぐらいなら大変助かるが名の知れたブランドのヤツだったりすると途端に相場が狂う。

お返しが高級すぎても周囲と歩調が合わないし、ショボすぎても”そういう人”になってしまう。実際のところ冒頭の「お返し困っちゃうなぁ」と言った人の気持ちは痛いほどわかる。実際に口には出さないけれど。

そんな時、出来る新入社員(男)が「僕が代表して買ってくるんでみんなでお金出しあってみんなでお返ししましょう」と言った。
職場の男たちが瞬く間に賛同して彼は一躍株を上げた。

そういう意味では幸せな人0人説は立証ならず、かもしれない。


■自己嫌悪な人

ちなみに僕はちゃんと笑顔で受け取って、惜しみなくお返しにお金を払う。

ただ何と言うか、
俯瞰して見たときに、幸せなじゃない人の方が圧倒的に多いこの習慣に毒づきたくなり、結果として「ちいせぇやつだな」と自己嫌悪に陥る。

特に最近は、個人的にもアンコンシャスバイアスの排除にとても気をつかっていてとても良い風潮だなと思っているので、それだけにこの逆行的なイベントを大変残念に思って、そして辟易とする。そして最終的に自己嫌悪に陥る。辛い。




義理チョコの習慣は、圧倒的な男社会でマイノリティだった女性たちが気を遣って始めたイベントだと思う。だとしたらこれほど時代錯誤している習慣は無い。
男性側も、もらう喜びより気を遣う苦しみの方が正直強い。

労をねぎらって何かを贈りたいなら、日にちも性別も決まっている必要なんてないと思う。


皆さんはどう思いますか?


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