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【真実】悪名は無名に勝る

その昔、読売ジャイアンツというチームに強烈なボスが居まして。
立ち振る舞いはビッグボスならぬ圧倒的ジャイアンボスだったと思うのですが・・・その方はご存知 渡辺恒雄元会長。ナベツネさんです。

その発言や行動があまりにも独裁的だったのでそれが読売ジャイアンツをあまり好きになれない理由だったりします。同じ感覚の方はたくさんいるのではないでしょうか。

しかし、

そのナベツネさんが言った一言でものすごく腹落ちした名フレーズがあるのでそれを回顧したいと思います。


■球技を娯楽にした男

敬遠しがちなナベツネさんですが、当時 体育の延長でしかなかった野球を娯楽にしたという点ではもの凄い貢献度だと思います。
実際に新聞という媒体を使っていち早くその概念を作ったことが今なお全国に巨人ファンがいる理由だと思います。

そんなナベツネさんが言いました。

「悪名は、無名に勝る」

なるほど。
これは名言。娯楽を創った男の核心を突く一言。少し詳しく。


■無名こそ悪である

世の中を渡るうえで最も不都合なものは何か。それは間違いなく知られていないこと

知られていないというのはとても恐ろしくて、何が恐ろしいって誰も知らないからである。
堂々巡りの変な議論になってしまったけど、つまりは知らなければどうしようもないのである。(上手く言えない(汗))

その点 有名な悪は違う。
知られているから話題になる。何かが起こる。何かを動かすこともある。良いか悪いかは別としてつまり、「無」より断然イケているのである。

これについてはタレントさんと茨城県が良く分かっている。
「抱かれたくない男No1」はもはや名誉だし、都道府県ランキングで46位になろうものなら「どうせなら最下位が良かった」と言えてしまう茨城県はセンスの塊だとすら思う。


■無名の悪は埃以下

なぜナベツネさんのこんな言葉を想い出したのかと言えば、その理由はSNSを通じた誹謗中傷。

暴言をぶっ放して炎上している著名人は「悪名は、無名に勝る」を地で行っていてある意味(SNS上の)勝ち組と言える。

問題は匿名を良いことに無名でありながら暴言をぶっ放している存在。いや待てよ。ナベツネさんのフレーズを借りるなら「悪名にすら勝てない無名の悪」もはや存在しないも同然ということになる。つまりは埃と同等か、それ以下の存在。


誹謗中傷に悩む著名人に「埃だから気にしないで」と言って解決するほど簡単な問題ではないけれど、
ナベツネさんの言葉を加工して、「選ばれし世界に行けた証」と捉えれば少しだけポジティブかもしれない。そんなことを思い出した。


ちなみに僕は悪名にすらなれない無名である(泣)。



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