晩翠草堂(ばんすいそうどう)仙台市街地の風情がある場所

画像1 仙台市内中心部のメインストリート「青葉通り」。毎日多くの車(※仙台の中では…)が行き交い、ビルや高層マンションが建つ一角に、一軒の日本家屋があります。
画像2 この家は、昭和24年に建てられたもので「晩翠草堂(ばんすいそうどう)」と呼ばれています。仙台出身の詩人・土井晩翠(どいばんすい)が晩年を過ごした家が今も残されています。
画像3 土井晩翠は、中学唱歌『荒城の月』の作詞をしたことで知られています。中では、管理人さんが説明して下さり、『荒城の月』をBGMに見学しました。資料や本の他、晩翠氏が亡くなった時に寝ていたベッドがそのまま保管されていて驚きました。(館内は撮影自由でした)
画像4 築70年以上たっているにも関わらず、きれいに保存されていたので、管理人さんに「10年前の東日本大震災で被害はなかったのですか?」と聞いてみました。すると「やや地盤沈下したことと、内装の壁が剝がれたくらい」だったそうです。驚いたことにガラスは1枚も割れず、柱も大丈夫だったと聞き、昔ながらの木造の家の強さを改めて感じました。長年仙台に住んでいますが、見学したのは初めて。昭和にタイムスリップしたような気持になりました。気軽に立ち寄れて、かつ心が落ち着く空間です。仙台にいらしたら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。