見出し画像

【東北お出かけ】商家・齋理屋敷(さいりやしき)の雛まつりを見に宮城県丸森町へ

桃の節句を間近に控え、宮城県内でも数ヶ所で雛人形の展示が行われています。
今年は、宮城県最南端にある丸森町(まるもり)の「齋理の雛まつり」に行ってきました。
https://www.miyagi-kankou.or.jp/kakikomi/detail.php?id=1379

会場は蔵の郷土館「齋理屋敷(さいりやしき)」。江戸後期より7代続いた豪商・齋藤家の屋敷跡です。


中には多くの蔵があり、当時使われていた商売や生活の道具を展示する資料館になっています。(何とPOLAのクリームの瓶までありました!奥様が使われていたようですね!)
蔵ごとに「食器や嫁入り道具」、「商売道具や伝票」などカテゴリーに分けて展示されています。


どのくらい豪商だったかというと…
ダンポ(地元の言葉で旦那さん)が「お金をどう使ったらいいか分らない」ともらしていたというくらいですから、想像がつきません…そんな言葉言ってみたい


こんなにお金持ちのお家のお雛様はどんな感じなんだろう…とワクワクしながら、かつて「居宅」として使われていた展示場所へ。

部屋全体が雛飾り。

雛人形の中には江戸中期に作られたものもあるとか。昭和初期には実際に飾られていたものの、直系が途絶えたことで長年保管されていました。
約30年前に町に寄贈され、修復後に展示するようになったようです。

会場内にいた職員さん曰く、寄贈の時点で50年ぶりの開封で、傷みが激しかったようです。特に髪の毛の修復が大変だったとか。

また、町民有志の「布あそびの会」が作ったつるしびなも飾られていました。
会場全体が華やかな雰囲気でした!

展示を見て、ひと足先に雛まつりの気分を味うことができました。
そして、日本の伝統行事・雛まつりの良さを改めて感じました。初めての丸森、道に迷いながらも行って良かったです。

展示は3月21日(日)まで開催しています。
雛まつりを味わいたい方、特に女性におすすめです!