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ホッピー論

私が酒場で飲むものは、ほとんどがホッピーである。それも白。黒は余程の事(例えばたきおか@上野など、黒しか置いてないケース)が無い限り飲まない。原理主義というよりホッピービバレッジが売りたいが為の「3冷」には拘らない。寧ろ積極的に氷入り、ナカだけ追加型を好む。

そもそもそんなに旨いもんじゃない。本音を言うと生ビールの方が旨い。でもビールは腹に溜まってしまいそんなに多くは飲めない。それにホッピーの方がだいぶ安いし。だからホッピー。因みに宣伝文句にあるプリン体云々は気にしていない。気にしていたらそもそも酒など飲んでおられぬ。

あ、生ホッピーは旨いかも。氷は無しで、焼酎が入れられたジョッキに生サーバーからホッピーが注がれる。これは旨い。だが置いてある店は少ない。そしてだいぶ高い。旨いが高い。世の中、やはりよくできている。

近年、ホッピーが人気だという。私がホッピーに触れたのは小学生時分、父は行きつけの焼き鳥屋の伝手を利用して、自宅にもホッピーを運ばせていた。ということで私の家にはホッピージョッキがあり、またホッピーは業務用のものだった。ビールケースならぬホッピーケースもあった。ただ当時はそんなに旨いとは思わなかった。大体ビールが苦いなどとほざいていたお子ちゃま当時の話である。

たまに実家に帰ると、母がホッピーを用意していてくれる。ホッピー自体は家庭用だが、ジョッキは昔からある、ロゴ入りの正規のやつ。ナカ(焼酎)はキンミヤ。氷入りのジョッキに嬉々として注ぐ私を見て、父は溜息をひとつ。そんな飲み方はホッピーではない、と。そう、父は昔ながらの、氷なしスタイルを未だ貫いている。

ところで最近気になる事がある。それはホッピーの値段だ。ちょっと調子に乗ってはいませんか?と。高すぎるのである。ソト(ホッピーの事)350円、ナカ350円なんて店が平気で存在する。浅草にある通称「ホッピー通り」なんかの店も高い。昨今の情勢とは言え、ちょっと異常である。

異論を恐れずに言えば、ホッピーは安いからいいのである。生ビールより高いなんて店は笑ってしまう。店にばかり罪があるわけではない。ホッピービバレッジ自身の方針というか、仕入れ値が上がっているのであろう。今の社長は色々と勘違いしてるからなぁ。

ホッピー自体の売り上げも落ちてきているはず。となれば、社長の勘違いが直るのもそろそろだろう。

Won’t be long(Won’t be long)♪ホッピー論(ホッピー論)♪
もうすぐさ 届くまで~

いじょ!

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