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子どもたちと電車に乗って

お正月、3年ぶりくらいに実家に帰省しました。


夫は出張なので、私と子どもたち二人で、在来線と新幹線を乗り継いで行きました。
子どもと電車に乗るというと、なんだか不安もありますよね。

長男も次男も、0歳の頃から新幹線によく乗っていました。
当時は地元の友達の結婚式に呼ばれることが多く、まだ母乳育児をしていたので一緒に連れて帰っていたのです。

抱っこひもで次男を背負いながら、幼稚園児の長男を連れて、必死に荷物をころがす。
乗り換えの時間をチェックしたり、おむつ替えが出来るトイレをチェックしたり、授乳できる場所をチェックしておいたりなどなど、当時は一生懸命だったなあなんて思います。

もう10歳と6歳の二人。
それぞれに着替えやおやつなんかの、自分の荷物は背負って歩けます。
意味不明に泣くことも、ぐずることもなく、「こっちだよ」と言えば歩いてくれる。
そんな当たり前のことが、とてもありがたくて頼もしいなあと思いました。

私は崎陽軒のシウマイ弁当が好きで、いつも新幹線で食べるのが楽しみのひとつ。
今回は子どもたちもシウマイ弁当を食べたいと言って3つ買った。
同じ駅弁を食べれるようになったのだなあとしみじみ。
ビールは我慢した、えらい。

小さかったころは、彼らの好物のかっぱ巻きを探したり、くだものを持参したりと、ひとつひとつのことが大変だった。


そんな風に私の中では、子どもたちと乗った電車の思い出はたくさんありました。

東京駅から到着するまでずっと、アンパンマンの似顔絵をエンドレスで描き続けた事。
ニンテンドー3DSですれ違い通信をするために、電車内を子どもとウロウロしたこと。
東京駅でわざわざ京葉線を見に行ったり、成田エクスプレスの連結シーンを見に行ったこと。
ドクターイエローが来る日を聞いて、見に行ったこと。
改札を出て、駅のスタンプを押して集めたこと。


私の中では、もう新幹線なんて見飽きるほど見たでしょうと思っていました。

しかし、この3年の月日で、次男は電車の記憶をすべて忘れてしまっていたのです。


最初はギャグかなと思っていたのですが、本当に初めて新幹線を見たみたいにじっくりと観察。
発車の際にはちょっとビビっている。
そして「ぼく、しんかんせん初めてだなー」と。

ええ?
でも3年前は、3歳か。
そうか、覚えていないのか。

あんなに好きだった中央線。
見せてあげたくて、抱えてホームに行って見たのにな。
かがやきにもMAXときにも乗ったのにな。
鉄道博物館にも年パスで通ったし、偶然にも四季島にも遭遇したこともあるのに。

それでも、長男は覚えていることも多くて、ちょっとホッとした。
自分本位だけど、覚えてくれていないのがさみしかったから。


帰りの新幹線はたまたまN700Sというものでした。
そのことに、二人は大喜び。
「窓が広いんだよ!」「揺れないんだよ!」とたくさん教えてくれた。

せっかくだから車内販売でグッズも買った。
こういうものを買いたがらないから、よっぽど嬉しいんだなと思った。


私には違いがわからなかったけれど…揺れるよね。

私もずいぶん気にしなくなっていて、気づいたら寝ていて長男に寄りかかっていたり。
帰りの電車では「(最寄り駅)止まらないよ」と次男に指摘され。
「えっ!?」と慌てていると「○○駅から各駅停車だよ」と長男が教えてくれたり。

いつも頼もしく乗り換えをテキパキしてくれる夫。
そんな夫に頼りっぱなしで、情けない自分。
子どもたちに助けられているなあと、本当にそう思うのでした。


これから、もう少し落ち着いたら、また電車の旅にもでたいなぁ。
まだまだ乗ったことない電車はいっぱいあるもんね。
そんなことを思ったのでした。

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