自分の中の黒いコップをみつめる
ちゃんと自分の内側を見て、正直に素直に書こうと思っていたnote。
でも、ここ最近フォローしてくれる方が増えて、どうしたらいいか、何を書いたらいいかわからなくなってしまった。
私のフォトギャラリーを使ってくれた方も「優しい絵」と言ってくれたり。
私の文章を「優しい文章。」だなんて言ってくれる方もいて、とてもとても嬉しかった。
そんな優しい雰囲気をもつ人でいたいと思ってきたのは本当のこと。
でも、私は心優しい人ではないのです。
平気で「くそっ!」とか言っちゃうし。
私のnoteは、昔の私をはげますものなのです。
育児に疲れてしまったわたしへ。
人生を迷走したわたしへ。
子どもが嫌いになってしまったわたしへ。
両親との関係を疑問に思ったわたしへ。
家族のために、一生懸命だったわたしへ。
仕事がないと、なんにもないと思ってしまったわたしへ。
それでも、自分の人生をあきらめたくないと思ったわたしへ。
そんな私に向けた、私が読みたい文章を書こうというのが裏テーマでした。
でも、フォローしてくれた人が読みたいのは、きっとそんなことじゃなくて、もっと明るくて楽しいエピソードとか、役に立つ情報なんじゃないかと思うようになりました。
みんなの求めるようなもの。
役に立つようなものを書かなくちゃって思ったり。
私の文章は、全然ちゃんとしてない。
そもそも言いたいことはいっぱいあるけど、整理するのはすごく苦手。
いつも、頭の中は言いたいことが、からまった糸がちらかってるみたいにぐちゃぐちゃでゴチャゴチャだ。
それを一生懸命、ちょっとずつほぐして伸ばして。
自分の中でくるくる巻いて、なんとか形になったかなぁというものを公開しています。
私の中には、黒い液体の入ったコップがあって、ちょっとずつ量がふえていきます。
それは、焦りとか、こうするべきとか、認められたいとか、嫌われたくないとか、理不尽なこと、誰かの怒り、悲しみ、孤独。
そういう気持ちがすこしずつ集まったものです。
それが溢れるとき、私は自分がおさえられなくて、イライラしたり不安になったり、怒りがわいてくる。
だから、あふれないように、たまってきたら空にする。
昔は、あふれることを止めたくて、ふたをしたり、コップが見えないようにかくしたり。それでもコップにどんどんたまっていく黒い液体が溢れようとして、コップにひびが入ってもれて、周りをどんどん黒くした。
だから、いつだって不安でイライラしてて、なにかに怒ってた。
理由もわからないまま。
noteの世界のみなさんをみていると、きっとみなさんの中にも、かたちや大きさは違うだろうけどコップがあって。
そのあふれた苦しい思いや、あふれる前に工夫していること、空っぽのコップのきらきらとした透明感、そんなものを感じる時があります。
昔は、このどす黒いコップをなんとかクリアにしなくちゃと、ますます泥水をそそぐようなことをしていた。
でも、今はみつめることができる。
こんな気持ちがたまってしまったのかと。じゃあ、この黒い水は捨てて、またコップを空にしよう。
もしくは、この黒い水をしばらく持っていてもいい。
そんな風にも思っています。
大切なのは、いつも輝くクリアなコップを持つことではない。
他人のもっている、きれいなコップをうらやむことでもない。
ただ、自分の中にあるコップを見つめることだと思う。
生きていく限りずっと一緒にいるのは、他人ではなく、家族でもなく、自分だから。
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