なにを言ってんだ!!
先日、小学五年生の長男が言いました。
「僕は脇役が好きやねん」
え?と聞くと、長男が言うにはクラスには色々な子がいる。
その中には、明るくて面白くて、運動が得意な子がいると。
そういう子が主人公で、僕は脇役なんだと言った。
確かに長男は運動ができない。
そしてギャグが面白いとか、そういう感じでもない。
「僕は人のアシストとかする方が好きなの。目立ちたくないの。」
うんうん、そうだね。
私はその気持ちの裏側には、きっともっと深い何かがあるとは思っているけれど、今は聞かないでおく。
でも、この「脇役」発言には黙っておれない!!
なにを言ってんだよ!!
長男の人生の主人公は長男でしょうが!!
もしかしたら、明るくて面白くて運動できるあの子が主人公ぽいかもしれんけど、長男の人生では、その子が脇役なんやで??
「えー?」
長男は、おとなしくて目立たないかもしれないけど、人のアシストとかするのが好きな主人公ってことなの。
世の中にはいろんな人がいて、その人達はみんな主人公で、別の人からみたら脇役なんやで。
「…。」
名探偵コナンで言うとさ、コナン君、中身は新一が主人公でしょ?
「うん。」
でも、蘭姉ちゃんが主人公になると、幼馴染の新一君がいなくなって、代わりにコナン君があらわれて…っていう話なの。
同じ話やけど、コナン君以外を主人公にもできるんやで。
「はぁ~。」
長男は納得したような、わからなかったような。
そんな感じでした。
私も数年前に教えてもらった視点でした。
私たちが他人と比べて苦しいとか羨ましいなあと思っている時。
世の中には、自分と他人がいると思っているのです。
こういう状態で物事を見ていると、ひどく疲れる。
なんたって、私よりもすごい人がいっぱいいるから。
でも、本当は私から見た他人しか存在していない。
常に私は、世界を見る側。
凄い人と私は同列ではなくて、私の見える世界にいるすごい人。
言ってることは同じなんですけど、自分はそのすごい人と比べるまでもない唯一無二の存在なのだ。
きっと、長男は色々と他人との差とかがわかるようになっちゃったんだろうな。
私もそうだけど、すごい人と自分との差がありありと見えてしまう。
それは客観的に見れているという事だけど、その考え方はどこまでいっても辛い。
自分のいい所に目を向けていきたいなと、改めて思わされたのでした。
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