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UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2021-2022 Patric Vegee 1/23@高崎芸術劇場

個人的2公演目にしてラストのPatric Vegeeツアー!
10/17の静岡公演以来だったので、どんな感じでバージョンアップしてるのかとてもワクワクしていた。

ワクワクしすぎて早めに家を出てしまったので、達磨寺まで行ってみた。弟と一緒に片道5.6キロ歩いた。「公共交通機関に乗らない」という究極の感染症対策。

だるまたち


高崎芸術劇場は初めてだったんだけど、めちゃくちゃ綺麗だった。かなり新しいのかな!?

なんかいいとこのホテルみたいな館内


さて、ここからはライブの感想を。
以下、思い出した順なのでセトリとは関係ありません。

・歌が凄い

今回のライブ観ながらずっと思ってた。
会場の音がいいのもあったのか、歌が凄すぎる。マイクを通してはいるんだけど、何故かすごく生っぽい響き方をしていて気持ち良かった印象がある。

Hatch I needがめちゃくちゃかっこよかったな。息多めの「お楽しみのところ邪魔が入る」、もう一度だけ聴かせてください……
それと「判断待って待って」の一音目の高音をズバーンと当てる感じ、ああ、さすが斎藤さんだな…と思った。

フライデイノベルスも印象的だった。
基本可愛らしい歌詞だからキャッチーに歌っているんだけど、「埃、塵、塵ときて次は何ざましょ」で毒を出してくる感じとか最高。
というかあの曲の言葉回し全体的に凄く素敵。

あと、101回目のプロローグの落ちサビのマイク外したアカペラ、いつからやってるんですか!?
10月の静岡では普通のアカペラだったよね!?

・夜が揺れている

貴雄ちゃんって踊ってるみたいにドラムを演奏するよなあ、と前から思っていたけれど、今回のツアーの夜が揺れているは「舞っている」というのが一番しっくりくるような。

体幹しっかりしてて姿勢良くて脱力しているんだけど音は強くて、スポーツやってた(今もやってるか)身としては身体の使い方が上手すぎて本当に羨ましい。

落ちサビはずっと息止めて聴いてしまった。
力入って肩も上がっていたみたいで、「ありがとう、バイバイ」でやっとはあ〜っと息を吐いた。
あまりにもいい演奏を聴くと、一音も聴き逃すまいと緊張してしまうんだな〜と初めて気づいた。

・セミファイナル

久しぶりに斎藤さんの小ボケMC聞いてニコニコしちゃった。

今回はセミファイナルですっていう話をした後にちょっと合間を置いて「……セミってさ」って話し始めた時の会場の苦笑。「この人何言い出すの?」っていう不思議な雰囲気。

MCの内容は多分他の人がちゃんと書いているのでそちらを観てください。最終的には大きな拍手で会場が沸いていました。メンバー含めてみんな斎藤さんに甘いからな…私も例に漏れませんが!

この後のアンコール一曲目のワンフレーズ目が「残暑」だったのが謎に「セミファイナル現象」とリンクしていて吹き出した。

・Nihil Pip Viper

去年仕事ですっげ〜〜〜〜嫌なことがあったとき、耳を塞ぐようにこの曲を聴きながら昼休みに会社の外でメソメソしていたので、私の中で完全に「救いの曲」になってしまっている。

新曲とは思えないセトリへの馴染み具合でびっくりする。なんか5年後もセトリのこの位置にいそうな感じがする。存在感ある。

音源でもよかったけど2Aのラップ超かっこよかった。「全部楽しい 全部楽しい」っていう歌詞を書いてボーカリストに歌わせている田淵さん、冷静に考えると凄いセンス。このバンドだからかっこいい。

・セッション〜世界はファンシー
毎回この入りでやってください……
セッションはベースが暴れててめちゃかっこよかった。

世界はファンシーはMV出てから永遠に音源聞いているしライブでももう何回も聴いているのに、ぜんっぜん飽きないし毎回違うように聴こえる。

ライブ行くとこれを三人の人力でやってることにビビる。

「my fantastic guitar」の言い方も見るたびハマってきててカッコいい。最初の方(オンザシートとか)は「やっぱりこのメロにこの歌詞は違和感あるのかな〜」って思ってたけど、もうツアーのセミファイナルともなればバッチリ自分のものでしたね!

ギターソロやるぞ!って言う自分への掛け声みたいでなんか好きなんだよね、ここ。

そして「る、る、る」も「ハッピー」の気怠そうな語尾がたまらなく良いです。
「二次関数〜」のくだりは治安悪くて最高!
「以上終了だ!」もいつも以上にめちゃくちゃ走ってて最高。ライブ曲だな〜!

この曲ずっと好きなのは、個人的な歌の癖詰め合わせだからのかなと思っている。

・101回目のプロローグ

10月公演と比べてかなりテンポを落としていたのにびっくりした!後半忙しそう〜って思ってたので今回のゆったりバージョンの方が好き。

世界は七色になる!の演出、もう既に観ていたので知っていたはずだし観てなくても予想できるくらいめっちゃベタベタなのにやられてしまった。

私の人生に色をつけてくれてるのは、間違いなくこのかっこいい3人のライブだなと、冗談じゃなく思うのです。

本編ラストが「魔法が解ける その日まで」で終わるの凄くドラマチックだなと思ってグッと来た。こんなご時世だからこそなのかもしれないな。

コロナ禍に入ってからのライブは本当に一瞬で解ける魔法みたいに感じているよ。会場に出入りする前後どころか、ライブに行く1ヶ月前くらいから気が抜けないし、終わったあとも何か体調に異変ないかとヒヤヒヤするし。
そういうことを少し忘れられるのはライブ中だけ。(ライブ中も完全に忘れてはないけどね)


いやあ、とにかくいいツアーだった。

いいアルバムを聴き込んで、いいツアーに行って、途中で新曲発売の発表があって、ツアー中にもう次のライブの先行が始まって(行けないんですけどね…)、2019年と同じような追いかけをさせていただいているのは本当に有り難い。

メンバーだけでなく、スタッフの方もイベンターさんも凄い。「コロナ禍になってから始めたツアーは一本も飛ばさず、4ツアー完走」という偉業を成し遂げるのがどんなに大変なことか。ひとりひとりの心がけと、運の良さがないと成し得ないことだよね。

また次のツアーでカッコいい曲を聴くのを楽しみにしています。こんな中でもずっとずっとロックバンドをやっててくれてありがとう。

歩いてたら着いてきてすりすりしてきたねこ

おわり

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