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UNISON SQUARE GARDEN Revival Tour “CIDER ROAD” @宇都宮市文化会館 2021/8/13

ずっとずっと楽しみにしていたツアーがついに始まった!

こちらのツアーもSpring Spring Spring同様、リアルタイムではまだ彼らを発見していなかったので観に行っていないし、なんとなく映像作品も見ていない。

だから、セットリストについての前情報もなく「大好きなアルバムのツアーを2021年に観られる!」という新鮮な興奮でいっぱいだった。


で、ライブに参加した感想

セットリストがハイカロリーすぎて体が持ちません!!!!!

まず終わった瞬間Tシャツが汗でびっしょりなことに気づく。外の雨、会場内まで入ってましたか?ってくらいにびっしょり。

さらに、今までのライブで感じたことのない脚の疲労感。退場のときにホールの階段登るのがしんどい。

ライブから一夜明けた日にも、首の痛み、脚の筋肉痛、全身の疲労、疲労、疲労、そしてその疲れと同じくらいの充実感……

イメージ的には部活の試合の翌日みたいな感じ。
体力を出し切って、ヘロヘロだけど余韻に浸る……という。


それともう一つ、今回のライブの感想。

後半のセットリストぜんっぜん覚えてない。

いや、普段もあやふやなんだけど、noteを書くようになってからは結構覚えられるように(思い出せるように?)なってきた。

ところが今回は、本編12曲目以降がめちゃくちゃすぎてぜんっぜん覚えてなかった。

斎藤さんのいうところの「起承転結結結結結……」が暴力的すぎてもう最後は何が起こってるのかよく分かんなかった。

一緒に観に行った弟と家帰ってから「……今日は何が起こっていたんだ…」と話していた。


唐突にセットリスト

1 to the CIDER ROAD
2 ため息 shooting the moon
3 cody beats
4 ラブソングは突然に〜What is the name of that mystery?〜
5 セレナーデが止まらない
6 Miss. サンディ
7 カウンターアイデンティティ
8 オリオンをなぞる
9 光のどけき春の日に
10 いつかの少年
11 クロスハート1号戦(advantage in a long time)
12 箱庭ロック・ショー
13 フルカラープログラム
14 場違いハミングバード
15 like coffeeのおまじない
16 crazy birthday
17 kid, I like quartet
18 リニアブルーを聴きながら
19 シャンデリア・ワルツ

en.1 君はともだち
en.2 ライドオンタイム
en.3 ガリレオのショーケース

濃い!濃いよ!
22曲のセットリストなのに、12曲目の箱庭ロック・ショーからずっとクライマックスじゃないか。

斎藤さんが「ラーメンで例えるなら味濃いめ、脂多め……伝わらないか」と言ってた。

いやもうそれどころか、631ラーメン(家系ラーメンの海苔6枚、チャーシュー3枚、味玉1個盛りのことです)の麺大盛り、麺固め味濃いめ脂多め、おろしニンニク追加、ライス無料大盛り、完まく(スープを全て飲み干すことをこのように言う店舗があります)くらいだよ。
さすがに完まくまではやったことないけど。

お察しかと思いますが私は家系ラーメン大好きです……だから斎藤さんの言いたいことわかるよ……反応できなくて若干スベらせちゃってごめんなさいね……

MCのときだけ「わかる〜」ボタンとか「ありがとう〜」ボタンとか「またきてね〜」ボタン欲しいね。

そういえば箱庭ロック・ショーは、タイミングが合わず生のライブでお目にかかったことがなかったような気がする。
オンラインライブのドローン映像観てめちゃくちゃかっこよかったから早く生で聴きたいなって思ってたら、ここで出会えた!

いやあ、この曲のコード本当好きだなあ。
TAB譜調べてみたらスーパーシンプルだった。
あと、ギターソロがめちゃくちゃかっこいい。ユニゾンの曲のギターソロの中で一番好きかもしれない。

やっぱりこの曲は昔からやり慣れてるからか、ライブで余裕が見えて面白いな。

曲の感想を書き始めてみたものの、やっぱり全然覚えてないので断片的に覚えている小ネタを書くことにします……

なんだか昨日は、私が今までライブを観た中で一番田淵さんがニコニコハイテンションおじさんだった気がするのでずっと観てしまった。元気出た。

・Miss. サンディ
田淵さんが、サビのところだけ毎回行進みたいに両足で足踏みしてたのがツボってずっと笑ってた。(恒例なのかな)
壊れたおもちゃみたいでめちゃくちゃ面白かった。

なんかこの曲ってコアなファンからの人気高いよな〜なんでだろ〜って思ってたけど、わたしも生で聞いたら大好きになっちゃった。

まず最初のハモリでおおーってなったしAメロめっちゃ可愛いしサビの歌詞で照れた。

この曲の音程でかっこよく可愛く歌える男性ボーカル他にいないだろうなあ。ホールでも綺麗に響く。改めて素敵な歌声だなあと思った。


・場違いハミングバード
田淵さんのいつものサビ片足ダンダンが激しすぎてステージ踏み抜くかと思った。

場違いのイントロほどライブの熱量を感じるものはない。メンバーも観客もハイで最高の空間だった。この曲のときはホールがライブハウスに見える。

・crazy birthday(自信がない、多分)
サビ前の間奏で
「no more happy 田淵!」
「no more happy 貴雄!」
って言ってませんでした?空耳ですか?
わたしにはこうやって聴こえたんだけど、この部分は8年前のリバイバルなのでしょうか。

もしリバイバルだとしたら、斎藤さんはまさか8年後に自分が新曲MVの中で「HAPPY✌️😎✌️」状態になってるとは思いもしなかっただろうな、と思ってちょっと笑った。

・君はともだち
この曲はドラムがリードしている曲だと、個人的には思うんだよな。落ちサビ前の貴雄ちゃんは今回も神々しかった。

最後のラララを聴いてるとき、こんなに疲れ果てた状態なのに馬鹿みたいなんだけど、一生終わってほしくないなあって思った。アンコール曲の終わりってちょっと切ないよね。

・ライドオンタイム(たぶん)
田淵さんが斎藤さんのマイク付近(カポだったのかな)をいじって邪魔がられ、歌えなくさせていた。
最近の悪戯はかなり細かいのでもう張本人しか何が起こっているのかわからないレベル。
「こんな悪戯してやったぜ!みんな見て見て!」じゃなくてもう斎藤くんにだけ分かればいいって感じなのが意味不明で笑う。

コロナ禍の初有観客ライブで聴いた時から、この曲のフレーズにドキッとしちゃうんだよね。
「見逃したらざまぁみろ」って、いつも田淵さんが力強く客席を見るもんだから私はいつもそこでうっとなってる。

・ガリレオのショーケース
歌が始まる前になんか田淵さんが斎藤さんのギターを触ってたけどよく分からない。

最後、アウトロ引っ張りまくってドラムをドコドコやっているときに田淵さんが客に背中向けて貴雄ちゃんの方見て両手でガッツポーズして「わ〜」って応援してるみたいな光景を見て和んだ。客かな?

アンコールの帰り際、珍しく田淵さんが長いこと客席の方を見てわははと笑っていた。なんかおでこ見せたりニタニタしたりしばらくステージを去らなかったのがめちゃくちゃ印象に残っている。

普段と比べてけっこう長い時間、ステージからはけずに余韻に浸っているように見えたのは初めてだったから驚いたし、嬉しかった。


このライブ、体力的にはへろへろでもうお腹いっぱい!って感じだったんだけど、開演時の鳴り止まない拍手とか、久しぶりに見た隣がぎちっと詰まった客席とか、アンコールラストのガリレオのショーケースの会場の雰囲気とか、全部全部愛おしくてなんだか懐かしい感じもして、3人が去った後の会場で自席に座りながら余韻に浸りたくなってしまった。

会場の外に出たら、ライブ中のホールの熱気とは裏腹にめちゃくちゃ寒くて土砂降りだった。

さらにわたしたちは2台しかないバスに乗れず、土砂降りの中タクシーを探して20分歩き回ったのでした。予約しておくべきでしたね……甘かった

こんなライブ後の出来事も含めて、めちゃくちゃ濃い一日だった。
CIDER ROADというアルバムの濃さを身体で感じられて最高だったなあ。一番最初に彼らを知ったこのアルバムがもっと好きになっちゃう。

リバイバルしてくれてありがとうございました!

おわり

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