『読書について』小林秀雄
愛聴している『超相対性理論』というラジオで紹介されていたので図書館で借りて読んでみた。
エッセイ集で、私にはちょっと難しく、所々眠くなってしまいよくわからないところもあったが、「読書について」や「作家志願者への助言」「美を求める心」についてはとても興味深く読めた。
特に「美を求める心」に書いてあった、
「絵や音楽を、解るとか解らないとかいうのが、もう間違っているのです。」
というのが心に残った。
今まで、誰々が作っただとか、時代背景がどうとか、なんとか派だとかそんな外側ばっかり固めて肝心の中身(作品自体)をよくよく見つめていなかった。
芸術は言葉にできない「姿」を表現するもので、だからこそ絵や音楽や詩にするのであり、その「姿」を感じるのに知識なんていらない。
そんな曖昧で言葉にできない「姿」を感じ、味わいたいと思った。
とりあえず美術の本ばっか読んでないで美術館に本物見に行きたいぜ・・・
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