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新アルバム「BARROCO バロコ」制作内幕話①

 恥ずかしながら大層な題目になってしまいましたが、2018年8月から始まったアルバムBARROCO(当時はタイトル決まってませんが)制作期間中には、沢山のミュージシャン、エンジニア、友人が関わってくれました。本当に感謝しても仕切れないくらい。制作過程を振り返ることによって、このアルバムの存在意義を確認し、最後まで付き合ってくれた仲間たちへの感謝を備忘録として残していけたら、と思い徒然に書き留めていく日記のような文章です。生々しい実情なんかも隠さずに、エグくならない程度に(?)書いていこうかなと。お時間ある時に読んでもらえたら嬉しいです。

 ちょっと話が脱線しますが、この記事を書くにあたり過去の手帳を開いてみたのですが、当時は頻繁にライブをしていましたね。現在のコロナ禍では考えられないくらい、地方へツアーしたり、あちこちで歌ったり、演奏したりしていました。改めて現在の状況を認識。

 2018年のある日、知り合いのエンジニアの方から連絡があり、「山中湖ミュージックインのスタジオの鳴りを把握するためにマイクを沢山設置してレコーディング実験したいんだけど、SuzKenバンドでやらせてもらえない?お礼に次の日にそのセッテイングのまま何曲かレコーディングするよ」という連絡が。ミュージシャンにとってこんな魅力的な話は滅多になく、もちろんすぐに快諾。当時湘南方面で一緒にライブを演ってもらっていたメンバーに声を掛け、8月に山中湖に集結することになるわけです。

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山中湖ミュージックインにて。集合写真。

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ピアノ 田尻有太

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ドラムス 福井豊

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ベース 大澤イツト

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このあと、莫大にお世話になるBang On Recordingsの喜多野さん。コンソールルームより。

 ちなみにこのMusic Inn Yamanakakoというスタジオは、過去に青太郎やAfro Begueでも使わせてもらっていて、素晴らしいスタジオです。天井が高いのでドラムやピアノのアンビエンスを録るにはうってつけなのです。

 1泊2日の短い滞在でしたが、本当に楽しい時間でした。この段階で「Mandar o Coraçaõ」「A City In The Sun」「あなたがみてたもの」「すべては種子になる」「百年の孤独」の5曲のベーシックのオケ録り(歌以外の録音)が完成。内容にはとても満足していたのですが、何せ勢いで始まったレコーディング、リリース予定も今後の録音スケジュールも何も決まっていない。せっかく良い音で録音してもらった内容を中途半端な形でリリースするわけにはいかないと思い、とりあえず歌とバイオリンを被せる録音作業と並行して、自主制作を視野に入れたレーベル探しをしていく決意を固めるのでした。(続く)



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【10年ぶりアルバムリリース】

予約、試聴もできます → https://diskunion.net/black/ct/detail/1008420239  
SuzKen & the Kungo Bongos にて奇跡の生還を果たした男性SSW、SuzKen 。
およそ10年振りとなる完全ソロアルバム『BARROCO 』が完成した。
SuzKen の制作意欲の結晶とも言える一枚がリリース決定!
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前作から10年、男性SSW "SuzKen" の2nd アルバム『BARROCO (バロッコ)』がリリース。
自身の病気やコロナ禍の、長く険しかった制作の過程を乗り越えて、
今ようやく見つけた新しい音の兆しをここに体現した。
10人以上のジャンルを越えたミュージシャンが参加し、制作期間4年以上を掛けて、
作詞作曲からコーラス、ホーンアレンジまで全てを SuzKen 個人がプロデュース。
ここまでの生涯をかけて信じ続けたきた音楽への敬意溢れる、
そして今を全力で走り続ける人全員に捧げたい一枚に完成です。


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