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知育玩具とは?

数山塾の知育玩具の制作の経緯です。

私は予備校で長く、難関大学や医学部に進学したい生徒さん達に数学を教えてきました。
その中で、この人はこのタイプの問題が解けるようになれば必ず合格するであろうと思うことがあります。そのための能力をつけるために色々な方法を試してみましたが、どうしてもその技術を身につけてあげる事はできませんでした。そしてその原因の1つが年齢にあるのではないかと考えました。

それの解決策が知育玩具です。若いうち(小学校高学年位)から数学的に考える姿勢を身につけて、将来出会うであろう問題が難無く解けることが知育玩具の目的の一つです。

知育玩具 suxano (スサノオ)シリーズは、数学力を付けるために開発した数山塾のオリジナル商品です。

ここでいう数学力とは、一般で言われるような曖昧なものではありません。suxano シリーズで培っていただきたい数学力は、具体的で明確なものです。それは大学入試の数学の標準レベル以上の問題を解くために必要な数学力です。この問題が解けたらほぼ合格するであろう、と思われる問題を解くために必要な力のことです。

「ひらめく力」、「構想する力」、「道を見つけて行く力」、「表現する力」、「計算力」など様々にありますが、それぞれ、大学入試の数学の問題を解くために欠かせない力です。

例えば、suxanoα と suxanoβ は「大切な1つのことを探し出す力」を身につける訓練をするための知育玩具です。

「大切な1つのことを探し出す力」とは、あなたが何かの問題を解いているとします。最初は、その問題が解けなくて、いろいろ試行錯誤しながらその問題を何とか解決しようとするでしょう。ある時、それが解けたとしましょう。「わかった。これがこうだからこうなんだ。ここをこうすればいいんだ。」と、あなたはその問題を解くためのポイント、何が大切なのか?、どのポイントを押さえれば良いのか?を見つけた瞬間、「わかった!その問題が解けた!」と思うでしょう。

大学入試の本番で、合否を分ける問題を解くときに必要な数学の力のひとつが、「大切な1つのことを探し出す力」です。それを鍛えるための知育玩具が知育玩具 suxano (スサノオ)シリーズです。

数山塾の知育玩具はその遊び方に特徴があります。遊び方次第で大学入試に役立つ数学力を身に付けられます。

例えば、suxanoβの遊び方は、国立大学の医学部の大学入試問題と同じくらいの難しさです。(suxanoβの課題6をアレンジして、予備校の試験問題に出しました。正解率は13.4%でした。)

これと良く似た問題が京都大学に出たことがあります。それは「先頭車両から順に 1 から n までの番号のついた n 両編成の列車がある.ただし n≧2 とする.各車両を赤色,青色,黄色のいずれか一色で塗るとき,隣り合った車両の少なくとも一方が赤色となるような色の塗り方は何通りか.(2005 京大理系)」という問題です。

この問題を解くポイントは、suxanoβの課題6と同じです。その後、関係を数式で表して解きます。

この知育玩具は、遊びながら自然に将来出会うであろう難しい問題を解く力を身に付けることができます。

suxanoαは数山塾のオリジナル商品ですが、suxanoβは古くからあるゲームです。2つの商品ともその遊び方に特徴があり、数山塾のオリジナルです。同封した『遊び方』をよく読んで、この知育玩具の遊び方を十分理解してから遊んでください。

手作りですので出来映えにはあまり期待しないでください。(穴は小さ目なので通りにくいかもしれません。)

以上のことをご理解の上でご購入をご検討ください。(この知育玩具は、メルカリで販売しています。)

是非、試してみてください。


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