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神戸牛の店でエラいことになった

先日の記事の通り、以前神戸に仕事で行った際、神戸牛にありつけず以来悶々とした日々を過ごしていた。

毎日毎日、夢にまで出てきて神戸牛の肉片が「僕をお食べ。」と自身の体を差し出すようになっていた。
そんなワケはないか。


だがやはりいつか神戸牛の肉を食べたいなぁ、と漠然とは思っていて、関西へ飛ぶ機会がまたあればクリアしたいミッションの一つであった。



激安焼肉の一件から半年後、同じイベントのオーガナイザーさんからまた出演の依頼があった。

よっしゃああああ!

渡りに船、渡に哲也、どっちでもいいけど、
再び神戸の地を踏むことになったのだ!
ありがたい!


前回の反省を踏まえて、街歩きはイベント翌日の昼間に敢行した。

高級焼肉店でも、ランチだったらリーズナブルに、おひとり様も気軽に入れると考えたのだ。


ちなみに、具体的な店はまたもや調べてはいなかった。

反省活かしてないじゃん!



というツッコミはさておき、
前回の来訪で神戸牛を出している店や一角はなんとなく把握していたので、
その辺りを攻めていくことにする。


時刻はAM11:00。
HYが「だからお願い僕のそばにいて」と歌い出すがごとく肉を求めた。


かすかな記憶の糸をたぐり、目ぼしい通りを歩いていると。



神戸牛 ランチ

あったあったあった!!!

朱雀ーグルの検索エンジンに入力していた2ワードの検索結果がピタリと得られた。


ちょうどお店の前には店員の男性が立っており、いかがですかと声をかけてきた。

ひとりなんですがいいですかと尋ねて快諾を受けると、そのまま店内へ案内された。


こちらの店員、黒のスラックスにサロン、白シャツに蝶ネクタイと、しっかりとした出立ちである。
ローコストロークオリティな大衆激安店の心配はない!
(それもそれで好きだけれど)


店内へ入ると、ドラマで黒い金持ちが食事をしているシーンあのまんまの内装が現れた。

シックかつラグジュアリー。
ステーキと鉄板焼きの店らしい。


ま、焼肉だろうとステーキだろうと肉ならなんでもいいわ。


自分が1人目の客らしく、先客はなかった。

せっかくだからと4名掛けのゆったりしたテーブルに通される。

ありがたく座らせてもらったが、やはり少し緊張した。


なんせ「お主も悪よのう、ガハハハハ〜」と悪役がやる高級レストランのいちばん奥の席にたった1人通されたのだから、
慣れてない人間には背筋がピンと張る思いである。


ま、ま、ま、ゆうてもランチですから。
かのすきやばし次郎だってお昼なら¥2,000とかからお寿司を楽しめちゃうワケだし。


自分の予算としては、大体¥5,000ほど。
¥2,000程度のがあればラッキーかなーぐらいに思っていた。



運ばれてきたメニューを見て心底後悔したのはその直後。



こちらが実際のメニューである







ギィヤァァァァァアアアアアアアア!!!!!!!!!!


神戸牛、ナメてた!

シャトーブリアンにいたっては¥64,500(税抜)である。

ろ、ろくまんよんせんごひゃくえん……(溶けていく音)



ランチでこれ!?!?!?



いやいや、それだけこのブランド牛は世の美食家たちを唸らせる高級食材だということだ。

って納得してる場合じゃなくて。
どうするのコレ!


「すみません、思ったよりするのでやっぱやめます…」は恥ずかしすぎてできない。
店内の客は自分ひとり。最奥の席である。
逃げ場はない!

かと言ってランチで何万とか小市民の私はあまり聞いたことないから怯む…。


値段より満足度を重要視している自分ではあるが、程度というものはある。
デートでは洒落た所へ行き¥2,000のお茶を抵抗なく飲んでもやはりこの肉の価格は衝撃だった。


見た限りだと、1番お手頃なのが別格希少部位の120g¥8,800だ。


うーん、予算は超えるけど、1人だしなぁ。これにするか?



自分がこめかみを押さえていると、次のページがあることに気が付いた。

そこには、先ほどのラインナップよりかはカジュアルな¥3,000代からのメニューがちゃんとあったのだ。

よかった……!


ホッと胸を撫で下ろした末、80gの赤身(約¥5,000)を頼むことにした。


ガラス張りになった厨房の鉄板の上で、シェフが肉を焼くのを漫然と眺める。


しばらくして到着したステーキに、ようやく安心して舌鼓を打つことができたのであった。


確かにこれは絶品。
とても美味しくいただいた。

待っている間や食べている最中にちらほらと他の客も来店し、
先ほどまでの緊張はだいぶ緩和。

満腹感と満足感を大いに感じながら店を出たのであった。


こうして神戸牛を食すという目標は見事に達成できたわけだが、早速次の目標ができた。

ずばり神戸牛のシャトーブリアンを味わうことである。


また神戸に赴く機会があったら、十分なゆとりを持ってぜひ試してみたいものだ。


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