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【感想】竜とそばかすの姫

※まだ見ていない人のことをなにも考えずに書くのでネタバレ注意です

 深夜ラジオを聞くのが好きでいつも仕事中に車を運転しながらラジオを聴いてます。ラジオを聴いてると自分が興味を持っていなかった分野の情報がどんどん入ってくるから楽しい。逆に自分の趣味に合う情報もたくさん発信されてる。映画は興味のあることの1つ。でも日々たくさんの新しい映画が生み出され続けていて正直何を見ればいいのかわからない。
 そんな悩みを抱えつついつも通り深夜ラジオを聴いていたら興味をそそられるワードが聞こえてきました。

「竜とそばかすの姫」は細田守の最高傑作

 時をかける少女よりも?サマーウォーズよりも?細田守監督の作品は全てを見ているわけではないけども、この2作品は傑作だと思う。見ていてワクワクするし、見終わった後に頑張ろうっていう気持ちにさせてくれる。これを超えるのはなかなか難しいのでは?というか超えて欲しくない。でも映画を作っている人にとっては常に最新作が最高傑作なのが一番理想なんじゃないだろうか。兎にも角にも見に行かないとなにもわからないと思ってすぐに見に行きました。

まじでよかった

 最近、涙腺が緩くなっているせいもあるけども上映中に何度も泣いてしまった。特に歌が流れ始めるとどうしようもなく涙が出ちゃう。絵もすごく綺麗だし世界観も壮大だしで見ていてずっとワクワクさせられた。でも細田守監督作品の中で最高傑作かどうかは賛否両論あるだろうなと感じた。

※ここからは本当にネタバレ注意です

 映画がすぐに地球上のほとんどの人類が利用している「U」という名の仮想現実空間についての説明が始まる。壮大な世界観と近未来が感じられ、この映画は面白くなるぞと期待が高鳴った。さらに現実の世界では実現不可能なこともこれから先の未来ではこんな風に仮装現実が叶えてくれるのだろうなという実際に起こり得そうな未来だとも感じた。
 「U」についての説明パートが終わると場面は現実世界の高知県に住む主人公のすずの話にうつる。ここがちょっと冗長だった気がする。ずっと「U」の世界観でワクワクさせて欲しいのに地味でクラスの中心には立てない中の下くらいのごく普通の女の子の日常が描かれる。あんまり主人公っぽくないすずとその周辺の登場人物が次々と登場してくる。すずといつも一緒にいるオタクっぽいけど気の強いヒロちゃん。いつもみんなの中心にいてマドンナ的な存在のルカちゃん。一人でカヌー部を結成し仲間は誰もいないけれども楽しそうなカミシン。そしてすずの幼馴染で誰もが認めるイケメンのしのぶくん。そしてすずと一緒に合唱をやってるママさん達。
 引っ込み思案なすずをヒロちゃんが「U」の世界へと引き摺り込む。現実の世界では歌を歌うことのできないすずだが、「U」の世界では自由に歌うことができ大物歌手へと成長していく。
 話の流れとしては無理やりすぎない?という部分も多かったけど、時間の限られている映画という媒体の中ではこのくらいのテンポ感でもありなのかなと感じた。何よりも人が一生懸命になにかに取り組んでいる姿を見るのが好きな自分にとっては詰め込んでいることで立て続けに熱いシーンを見ることができて感覚が痺れた。

文才も気力もないのでそろそろ書くのを切り上げたい。
竜とそばかすの姫は見終わった後に頑張って生きていこうっていう活力を与えてもらえる映画で見る価値が大いにあると思いました。金曜ロードショーとかで放送されてたらまたきっと見てしまう気がする。


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