コロナで思うこと

只今、東京の緊急事態宣言も4回目、皆ダレてきてる。
政府の対応もグダグダの後手後手。
マスコミや世論にあわせた短絡的人気取り政策で、自己保身感MAXで納得感がとっても薄い。
メディアや世論は開催直前まで東京五輪反対多数だったが、開催してからは賛成派多数になり、報道内容もころっと変わった。いわゆる手のひら返し。
医療は逼迫していると言われるが、それでいてボーナス上がらないどころか下がるといった話もある。
また、医療逼迫の根本原因は感染症第二類に分類してるから対応できる病院や病床が限られることであり、インフルエンザと同じ第五類に分類して対応病院、病床を拡張すれば医療逼迫は防げる(インフルよりコロナの方が実は重症化率や死亡率は低い)という説もある。
今の感染者増大は、正直あまりびっくりはしない。
「足し算ではなく掛け算なので二次関数的に増加する」
「緊急事態乱発で国民の意識がダレて慣れてきてる」
「感染力強いデルタ株への置き換え」
、、ちゃんと調べたら訳じゃないけど、なんとなくこれらが起因して増大するだろうなと素人なりにイメージしていた。
恐らく、多くの専門家がきちんとした予測も出してただろう。
にもかかかわらず、コロナ禍一年半ほどやっていて、医療体制の拡充なりなんなりが全然進んでない。
政治家は何やってたんだか。
一方で、経済回さないと、貧困層、若者の自殺率が増えたり、家庭内暴力が増える(リーマンショックの時もそうだったらしい)。
これらの情報は、メイン視聴者が中高齢者のテレビにとっては視聴率に繋がらないので、「コロナやばい」の発信の中にはほぼ含まれず。
また、自粛によって、祭りならなんやら、様々な日本文化が廃れる可能性がある。

つまるところ、今のコロナ禍はハイパーカオスな状況だ。

そんな中、私は8/6金にモデルナワクチン職域接種2回目が完了した。
2回目は副反応でガッツリ翌日発熱した(モデルナ2回目は8割位の確率で熱出るらしい)。
リスクゼロではないが、やはり安心感がある。
自分的になんとなく区切りの良いタイミングなので、コロナに関する記事を書こうと思った。

私は一人暮らしで会社も基本リモートでOK、自分の生活動線で高齢者にうつすようなリスクは限りなく低く、正直、コロナに対して割と楽観的であった。
ワクチン接種の安心感というのも、健康リスクよりもいざ自分が感染した、感染させてしまったときの免罪符を得たという方の安心感である。

コロナについては様々議論があるが、私の中ではコロナ論という書籍が、一番私のモヤモヤを晴らし、しっくりくる。
著者の主張は主に以下のようなものだ。

・コロナは日本人にとってはインフル以下。コロナと比較して他の病気の重症者・死亡者率の方が高いのに、比較対象なしにコロナだけやたらピックアップされてる
・現在のコロナ禍は視聴率だけを求めた、偏った情報を発信したメディアによるインフォデミック(噂やデマも含めて大量の情報が氾濫して悪影響を及ぼした)

文体が少々下品なこともあり、賛否両論あると思うが、是非気になる方は読んで欲しい。
(読まずしてイメージだけで批判は遠慮してほしい)

医療現場で尽力してる医療従事者のことを考えると、ネットという公の場で、コロナについて軽々しいことは中々書きづらい。

医療現場で頑張っている人は私は超リスペクトしている。
せめて自分のできることとして、自身の職場の職域接種ワクチン接種の際、ボランティアを行った経験もある。
医療従事者を軽んじるような論調にはできるだけしたくないし、コロナについて何書くか悩んだ。
たけど、人それぞれ目の前の自分に関わる真実と正義感は違うし、100%全員が納得いく説は不可能だ。
なので、他人に過剰に忖度せず、自身の経験踏まえ、素直に自身に関わる正義と真実に特化して書くことにした。

気になる方は何卒ご了承頂きたい。

まず、コロナ自粛によるストレス具合は人さまざまだ。
全く平気な人も一定いる。
『お一人様でも基本楽しい、なんなら人に気を使わず楽。という性質(=お一人様メンタリティーを持っている)』かつ『インドア趣味』の人がそうであろう。
要は家に篭ってアニメやドラマをずっと一人で見てても、全然楽しめちゃう訳だ。

私は割と自粛きつい派だ。
上記の『平気タイプ』とは割と対局に位置すると思う。
1人時間で色々模索してみたけど、人と色々話したり飲んだりする楽しさには勝てないなと思った。
そして、私は人と色々話したり飲んだりで定期的にストレス発散してたのか、もしくは自分の健康的な精神を維持してたようだ。
コロナ禍自粛、友達に会ってない期間が長かった時、やたら鬱々とした気持ちになった。
『皆やってるからとにかく我慢、自粛自粛。。』
これは個人の精神衛生上とてもよくない。

上記の通り、ストレスは人によって違う。
コロナ回避で、結局精神衛生を損なったら元も子もない感がある。
精神衛生、心だって立派な健康だ。
そこに貧困、コロナでの経済的ダメージが繋がると、自傷行為や自殺とかに繋がるのかな。。と想像した。
それはそれで圧倒的リスクである。
「皆がやってるから」という全体主義で、自分の精神を極端に犠牲にする必要はないと思う。

以降、似たようなこと度々書くので注釈。
決して、自粛せず外出して酒飲む言い訳にしたい訳じゃない。
まして大勢で毎日大宴会をしようぜ!という訳でもない。
手洗いうがいマスク、最低限の一般ルールは守った上で、自分の幸せややりたい事もある程度願うべき。

「ゼロサム思考」(=「二分割思考」「白黒思考」「0か100か思考」)で世論は自粛にほぼ一辺倒な気がするので、じゃない方の重要性を誰かが主張してもいいんびゃないの?
ってことで本記事を書いてる。


病んだ状態から回復するのも時間かかるし(私の闇落ち経験より)、全体主義に従った結果自分が病んでも、「皆」という漠然な何かは何も保証もしてくれない。

また、あたり前だけど、「コロナで自粛した分の時間返せ」といっても誰も返してくれないし、失われた時間は戻らない。
2020年4月に緊急事態宣言が出てから現在1年4ヶ月。
間でGoTo推奨とかはあったものの、1年分くらいは自粛を求められてる。
自粛はこれからもしばらく求められ続けるだろう。
何かやりたい事を1年我慢するというのは非常にデカい。
また、内容によっては今このタイミングが重要というものもあるだろう。
わかりやすい例は女性の結婚適齢期とか。
※これは性差別したり偏見がある訳ではなく、一定年齢を過ぎるとマッチングしづらくなる数値的傾向は事実としてある(男はいつまで経っても若い女が好き、というのが基本的傾向ということなのかな?)

同じようなことの繰り返しになるけど、全ての事象にはメリデメがあって、何事もリスクはあるわけで。

「今やりたいことを我慢するリスク」も考えた方が絶対いい。
そして極端に人に損害を与えない限り、自分の幸せを優先して考えて選択して行動して良いと思う。

「皆我慢してるのに自分勝手だ!」と責めるような意見の方もいるだろうが、そーゆー方はきっちり自宅にお篭りしてると思われるので、彼らを感染リスクに晒すことはまずないのではないか。
(少なくとも、私自身の生活動線を考えると、まずなさそう)
また、再度婚活例で、コロナがより長引いて婚活一切我慢して、結婚適齢期を過ぎてマッチング率が下がったとしよう。上記意見の人は当然何もしてくれない。
マッチング率下がった分の、マッチさせるための課金代を出してくれる物好きはどこにもいない。個人の幸せに対して、何の保証もしてくれない。

同じ理由で、若者(大学生以下)はほんとにほんとに気の毒だ。
貴重な青春時代でないと経験できない様々なことが、コロナ禍で失われている。
現場で大変な医療従事者が「頼むから今は我慢してほしい」というのは気持ち的にすごい納得できる。
だが、そうでない大人が、コロナと別の病気・死因を科学的に比較検証もせず、マスコミに創りあげられたイメージで、学生に我慢を強要する。
一部の外飲みしてる大学生をやたら叩く。
自分達は昔、学生時代好き勝手に青春を謳歌したということは棚上げにして。

人口比が少ないが、これからの日本を担っていく若者一人一人。経験すべきを経験して立派に育つのはすごい重要だと思う。
そんな彼らの、人生でも僅かで貴重な時間、今後の人格形成にも影響のある時間や経験を大の大人が奪う。
きちんとした、科学的で比較もあるような理由も説明できず、自分達の漠然としたリスクと不安を避けたいが為に。
やはり可哀想でしかない。

ということでまとめ。
クソ真面目に全体主義に合わせすぎず、自分の幸せをある程度優先してもいい。
「皆が大変だから、皆我慢してるから自粛しろ」これを言う人は、繰り返すが、現場で苦労してる医療者が言うなら気持ちはわかる。
ただ、私の説も意外と重要だと思う。

世の中の全体の幸福度、個人個人の幸福度の反映だ。
俗に言う「コップ理論」で、自分の幸せを満たしてないと、人に優しくできない、人の幸せを願えない。
それどころか、コップが満たされないと、「いっぱりまで足りない」分を、人に対して負の感情を向ける傾向がある気がする。
「逆コップ理論」とでも言いますか。
現に、ネットで、自分にはさして当事者でもなく、その人のバックボーンも知らずに、何でもかんでも批判する傾向があるが、これはコップが満タンになってない人達が負憂さ晴らしをしてる感がある。

なので、皆が「皆がやってるから」で自分を犠牲にして我慢我慢我慢、、だと、ギスギスして嫌な世の中になる。
マイナスループは加速し、皆が不幸になる。
自分の幸せに素直になることは、基本的には周りの幸せにも繋がるはずという訳だ。

最後に、中学時代の大田区の皮膚科のおばちゃんに言われた言葉を添える。
「風は吹くなり、人は言うなり」
風はよくわからんけど勝手に吹く。
同じように、他人もよくわからんことを勝手に好き勝手言う。
日本人はだいたい気にしすぎ。
そこまで神経質にならず、ある程度で適当に流していい。自分に素直に生きていい。
的な意味で解釈している。

以上、おわり。

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