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それできみは

言葉というのが自分の身体の延長線上にあって
肌をつねったりひっかいたりしたときに痛みが生じるように
ただ生きている事実だけを形に残せたらどれほど良いだろう。

無人島に漂流したときに何日経過したのかわかるように
木を削って彫りつけていく無数の☓のように
生きている、もしくは生きていたという事実が残れば
それで十分だ。

色が混ざりあって濁りきった感情が
チャーリー・ブラウンの洗濯機に詰め込まれて
漂白剤で真っ白にされて漫画の3コマ目を飾っている。

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