お弁当

新学期になり、また今日から子供のお弁当作りが始まった。

女子高生と男子中学生の二人分のお弁当を毎日作る。

でも、私の作るお弁当はとてもとても手抜きである。

朝ごはんとお弁当合わせて20分もあればチョロい。

冷凍食品様々だ。

私が住む地域では、中学生から給食がないので基本弁当を持参。

長女が中学生にあがった最初の頃は、今よりずっと丁寧に作っていた気がする。

冷凍食品より手作りのおかずの方が、愛情たっぷりだ、なんて少し思っていた。

だけど、朝から揚げ物したりはさすがに面倒。

だから、唐揚げやハンバーグを作る日は、多めに作って冷凍してストックして、手作り冷凍食品を作っていた。

だけど、ある日、長女が言った。

「解凍した唐揚げ固くて美味しくない」って。

そうか。

素人が冷凍して解凍したおかずは美味しくないのか。

そりゃそうだ。
なにぶんド素人だもん。

正確な解凍時間もわかんないし。
チンし過ぎて、固くなることもあるよね。

ごめんよ、娘。

その日から、私はなんの躊躇いもなく、冷凍食品をバンバン使うようになった。

企業の方々が試行錯誤して作ってくださった冷めても美味しい冷凍食品を、毎日ありがたく使わせてもらっている。

ありがとう、冷凍食品！
ありがとう、冷凍食品を作ってる人たち！

毎日飽きずに私の手抜き弁当を食べてくれる子供たちにも、ありがとう。