見出し画像

読んだ本(〜2023/7)

本は読むだけで賢くなった気持ちになれるし、誰が作ったか名前が書かれていて責任感を感じる。
紙に印刷された文字、絵、写真が好きで、紙を触るのも好きです。
どんな本を読んだか後で思い返せるよう、感想を残しておこうと思います。

好きなものをテーマにしている作品は、こだわりや愛が感じ取れて素敵です。
自分もそういうものが作りたいのですが、こだわって作品を作れるほど詳しいものとなると思いつかない。
遅いかもしれませんが、勉強を始めないよりかはマシだと思い、興味のある本をいくつか買いました。

上の2冊は、色、特に絵の具について知りたいことがあって選んだ本です。
絵の具を使っていると、「フタロブルー」「フタログリーン」「カドミウムレッド」「カドミウムイエロー」など、色は違うのに同じキーワードが使われる場合があります。その色を作る時に使った素材が名前になっているのですが、詳しく知っておけば絵の具で色を作る時に役立つと思いました。
しかしこの2冊はそういった内容の本ではありませんでした。まさに知りたい事がドンピシャで載った本は今も見つけられていません。

【色彩-色材の文化史】

タイトル通り、歴史の本でした。
顔料の歴史の本です。
昔読んだ社会とか、日本史の教科書に似ています。
成績はともかく教科書を読むのは好きだったので、読みやすかったです。

絵はどうやって始まったのか?昔の人は何を使って絵を描いたのか?どうやってこの「色」を作り出したのか?現代ではどうなっているのか?
というような内容です。
知りたかった内容とは少しずれていましたが、これはこれで勉強になりました。
サイズもコンパクトでうまくまとめられた本なので、一冊家に置いてあって良いなと今では思うのですが、読み終わった時に「もう読み返さないな」と思って手放しました。
少し後悔しています。

【クロマトピア-色の世界-】

色彩-色材の文化史に比べると最近出た本です。
内容はよく似ていますが、こちらは顔料のイメージ写真にまるまる1ページ使い、1ページでその説明をする、色ごとの解説です。
色彩〜を読んですぐだったので知っている歴史も紹介されていて、復習してる感覚でした。
写真は美しいのですが、文章が色彩〜の方が好みだった事と、最後の方に現在活躍されているアーティストの作品が多く紹介されていたのですが興味がなかったので、読了後すぐ手放しました。

顔料の本はこれ以降買っていません。
オススメがあればぜひお知らせください。

【美しいインクルージョンの鉱物図鑑】

趣味で買った写真集です。
アクセサリーなどに使用される宝石は、長い年月をかけてだんだんと成長して大きくなるのですが、途中で違う物質や水などが混ざると、それを取り込んだまま成長します。
そうやって成長した石は星空や海や花、風景まで閉じ込めたように見えてとても美しいのです。
正方形のコンパクトな本ですが、写真は見やすくデザインもおしゃれ。
説明文も読みやすいです。

こういう感じで、読んで思った事を残していきます。
読んでつまらないと思った本も残していきます。
全ての内容を紹介しているわけではないので、気になった本はぜひご自分の目で確かめてみてください。

/すわみ

いいなと思ったら応援しよう!