すわみ

映画評論クッキング画家

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最近の記事

ばら人形2024

ばら人形という創作キャラがいます。 なんとなく描いたファンタジーっぽいイラストが気に入ったのでシリーズになりました。 最近デザインを一新したので、制作過程を残しておきます。スマホの容量を空けたいので‥。 多いです。

    • 読んだ本(絵を見る技術 名画の構造を読み解く)

      絵を見る技術 名画の構造を読み解く 秋田麻早子 著 絵の描き方の本には大体同じことが書いてあります。どれを買っても一緒じゃん!という悪口が言いたいわけではありません。今まで読んだ本はそんなに多くありませんが、もちろんその人の絵の個性による、特別な技がそれぞれの本には書かれています。しかし「ここに大事な物を置くんだよ」「白黒にした時こう見えると良いんだよ」など、「いい絵にするための考え」が共通していることが多いです。人が「いい絵だ」と感じる条件は、好き嫌いとは別にもう決まって

      • 読んだ本(デッサンの55の秘訣)

        デッサンの55の秘訣 バート・ドットソン 著 田辺晴美 訳 デッサンのやり方を教えてくれる本。デッサン、高校の美術で1-2回やった事があります。もしかしたらその時コツのようなものを教わっていたのかもしれませんが、特に記憶にありません。モデルの生徒の、両肩に流した髪、その真ん中のひと束が背中に残っていた事だけ覚えています。 著者は美術家で漫画も描いている方だそうですが、ググっても作品が出てこなくてどんな人がわかりませんでした。時々冗談を交えながら、見たものの測り方、目から紙

        • ぬいぐるみをやる

          ぬいぐるみを作りました。 去年の秋〜冬ぐらいに作ってみようと思い立ち、材料を準備してからタイミングを失って、今年やっと完成しました。4月10日でした。 ぬいぐるみ作りの上手な友人に型紙作りのコツなどを聞き自分でも試してみたのですが、丁寧に作ろうとするとまた時間が空いてしまいそうだったので、一度勢いに任せて作ってしまおうと思いました。コピー用紙に描いた下絵を布に固定して、ちょっと大きめに切ります。 顔は刺繍です。 YouTubeで人形の顔刺繍の動画も見ましたが、やっぱり気

        ばら人形2024

          読んだ本(いちばん親切な西洋美術史)

          著者 池上英洋/川口清香/荒井咲紀 美術とは何なのか。 どこから来てどこへ行くのか。 そんな感じの本。 昔、誰かのお見舞いで病院に行くとき、廊下に飾っている絵画を見るのが好きでした。ぼこぼこした筆の跡が残っていて、遠くから見ると風景なのに顔を近づけると色の点々に見えるような絵が、立派な額に入れて飾られていました。美術館に行く習慣が無かったので、私が絵画を見られる機会はそれぐらいでした。今も同じような感じです。 美術といえば絵画の事だと思い込んでいましたが、こちらの本では

          読んだ本(いちばん親切な西洋美術史)

          読んだ本(イラストで見るゴーストの歴史)

          アダム・オールサッチ・ボードマン 絵と文 ナカイサヤカ 訳 怖くないおばけの本。 この本はおばけがいるとも、いないとも書かれていません。おばけに関する出来事や道具が大まかな時代別にまとめられています。イラストの割合がとても多く、可愛くて見やすい。 歴史に残っているおばけに関する事件も紹介されています。ゴーストハンターが登場したり、詐欺で逮捕される事もあるけど説明しているだけなので全く怖くない。夜でも安心して読めます。 少し残念に思った点は、気になった妖怪を調べて見ても

          読んだ本(イラストで見るゴーストの歴史)

          グッドリバータウン(5月のテーマ)

          5月に描いた作品の制作過程です。 街の風景をテーマに描きました。 一か月で10枚くらい描く目標があったのですが、4月に2枚、5月に3枚、あとは時間とアイデアが足りなくて間に合いませんでした。 knock knock 窓の写真が好きなので絵にしました。 手紙を渡しに来た本人はいざ渡すとなると恥ずかしくなり、足元の長靴に手紙を入れ、窓を叩いて逃げてしまう。音のした窓を開けて外を見てみても、そこにはもう誰もいなかった、という状況です。 過ごしやすい気候の時に描いたので、春っぽい

          グッドリバータウン(5月のテーマ)

          June "p"ride(6月のテーマ)

          6月に描いた作品の制作過程です。 「6月の花嫁は幸せになる」というジンクスのJune brideと pride月刊を掛けています。(`・ω・´) 新語を編み出してしまったな。とイキっていましたが言葉自体はすでに存在していました…。 complete 他の何者でもなく、この2人だから完全になれる。 レズビアンカップル。 1人でも完璧に生きていけそうな強い女性を描きました。 リップとアイシャドウにラメ絵の具を使用しました。 close もっと近くまで来てくれたら、閉じられ

          June "p"ride(6月のテーマ)

          読んだ本(〜2023/7)

          本は読むだけで賢くなった気持ちになれるし、誰が作ったか名前が書かれていて責任感を感じる。 紙に印刷された文字、絵、写真が好きで、紙を触るのも好きです。 どんな本を読んだか後で思い返せるよう、感想を残しておこうと思います。 好きなものをテーマにしている作品は、こだわりや愛が感じ取れて素敵です。 自分もそういうものが作りたいのですが、こだわって作品を作れるほど詳しいものとなると思いつかない。 遅いかもしれませんが、勉強を始めないよりかはマシだと思い、興味のある本をいくつか買いま

          読んだ本(〜2023/7)

          人形の髪をやる

          小さい頃から人形遊びが好きです。 ひとりで喋ってごっこ遊びするのはもうやっていないのですが、 ぬいぐるみやフィギュアを着せ替えたり、ポーズをとって写真を撮るのは今でもたまにやります。 毎年出しているカレンダーのような、イラストを見てくださっている方の間で「すわガ(すわみガール)」と呼ばれる、おしゃれした女の子たちを描く時は、人形遊びで着せ替えする気持ちに似ています。 人型で髪のあるドールはしばらく買っていませんでした。 数年前に「プーリップ」というファッションドールを買った

          人形の髪をやる

          映画「バービー」感想

          原題:Barbie 見れるなら何でも良いというわけではありませんが、 映画鑑賞が好きです。 映画に関わることを少し努力してみようと思い、 先月からイオンシネマ会員になりました。 月1回のクーポンで少しお得に観れて、6回観ると1回タダ。 年会費を取られるので無理やりにでも続ける良い理由になっています。 初回の映画はマルセル。 大変満足のいく映画体験で、幸先のいいスタートになりました。 そして今月の映画、実写版バービーです。 実写といっても元の作品はアニメでも小説でもなく、

          映画「バービー」感想

          映画「マルセル 靴をはいた小さな貝」感想

          原題:Marcel the Shell with Shoes On (2021) 広告で予告を見てからずっと気になっていた映画です。 他の地域より遅れて公開だったのですが、気づいたら昼間の上映が終わる一日前だったので慌てて行きました。 しばらく籠っていたので出かける理由になって良かったです。 主人公のマルセルは体長(身長?)2.5cmの『靴をはいた貝』。 我々人間の家のタンスや壁の穴の向こうにこっそりと住んでいる生き物です。 この『靴を履いた貝』という生き物は20

          映画「マルセル 靴をはいた小さな貝」感想

          「オットーという男」感想

          原題:A MAN CALLED OTTO 映画を見たのは10月13日でした。 13日は飼っていた犬の月命日です。 そんな日にこの作品を見られて良かったと思いました。 アメリカのある住宅地にオットーという男がいました。管理人でもないのに毎朝駐車場やゴミ捨て場の分別を厳しく見回り、住人やチラシ配りに文句を垂れ、挨拶されてもムスッとした返事をするだけ。簡単に言うと偏屈じいさんの心が絆されていく系なんだけど、それだけの話と言って終わるのは勿体無い気がします。 あらすじ 物語は

          「オットーという男」感想