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創作小説を投稿しようと思っています。 読んでくれたらうれしいです。 楽しんでいただけたら「スキ」ボタンお願いします!

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【10年前のプロットを投稿するテスト】漫才ラノベ_企画(ファーストプラン)

■■■漫才ラノベ_企画 ■■ファーストプラン ■2011/07/16. Author by SUWAN ◆趣旨 卑屈かつ熱血な少年の忌諱篤(きき あつし・18歳)と、高飛車かつ激情的な漫才オタクの美少女の本藤美希子(もとふじ みきこ・18歳)が、漫才コンビを組んでお笑い界の頂点を目指す。 ラブコメタッチのサクセスストーリー。 ◆舞台 現実世界の大阪なんば ◆物語の梗概 BCAお笑い新人グランプリに登壇した男と女のコンビ「男はヒモダカラ」の芸によって、ジワジワと会場が沸

    • 【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『エピローグ 小説「バトっていいとも!」を巡る所感集』9/9

      エピローグ 小説「バトっていいとも!」を巡る所感集 俺様の名は、誠真。  今年で早、小学生の高学年に仲間入りした。そんな俺様がいつも通う学童保育所エリア51に向かう途中に一冊の本を拾ったんだ。 「エリア51サーガ……バトっていいとも……?」  どこぞの誰かの私小説かと思い、早速開いてみると何のことはない。過去未来永劫、天才とされる俺様の伝記だったでは無いか……!だが、間違いだらけだったんだ。  というわけで、どこからツッコんでいけば良いか、話しの入り方にとても迷ってしまうん

      • 【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『最終章 決戦』8/9

        最終章 決戦「こんにちはー」 ――こんにちはー 「今日も寒いですねー」 ――そうですね! 「珍しく十八℃まで上がったそうですよ」 ――そうですね! 「って寒くないじゃないっ!」 ――フフフッ  いつもどおりの掴みで客席にいる観衆を盛り上げて、バトっていいともを仕切っているのは、他でもない森田二義だ。  ただ今日のバトともはいつもと違うことが一つだけあった……。 「こんにちは、森田二義です、今日のバトともはいつもとは少し趣向趣向を変えて、エリアドーム併設の屋外ステージから野外ラ

        • 【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第六章 学舎(まなびや)』7/9

          第六章 学舎(まなびや) 誠真の機嫌は悪かった……。  いつもの坂道を全速力で駆け登ると、ちょいと小走りでステップする低学年の女子たちに一瞬で追いぬかれていく。その後ろ姿を見やり「優良健康児は爆発しろ」などと、上から目線で愚痴ろうとするものの彼女たちの方が坂の上に居るので、どうしようもない。 「……ぁあー誠だぁーっ」 「写真集おいしーかぁ?」 「アッハッハー」  背後から声が聞こえるが、誠真は見向きもせずに下を向いて歩いている。 「なんだっ無視かよ!」 「こんなヤツ放っておこ

        【10年前のプロットを投稿するテスト】漫才ラノベ_企画(ファーストプラン)

        • 【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『エピローグ 小説「バトっていいとも!」を巡る所感集』9/9

        • 【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『最終章 決戦』8/9

        • 【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第六章 学舎(まなびや)』7/9

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第五章 ふぉとぐらふぃ』6/9

          第五章 ふぉとぐらふぃ ドームに設置された超巨大オーロラビジョンに先週の試合後の映像が映しだされる。 『リトルボーイ、二度目の王座獲得。おめでとう! バトともは来週からまた新たな時代を迎えそうだぁ。来週もまた見てくれるかな?』 『――バトともーっ!』  弓愚痴が早々にリング外に退散したのとは対照的に、ブハゲはリングに取り残されていた。この試合の最大の功労者である表裏子は試合終了後、即座に通常モードに戻り、恥ずかしいですわっという素振りを宝塚女優並の演技で魅せながらリングを跡に

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第五章 ふぉとぐらふぃ』6/9

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第四章 奪還』5/9

          第四章 奪還「頼んだよ、弓愚痴くん」 「もちろんです。幕……ゼネ……プロ……ーサー!」 「リトルボーイめ、リマッチ申し出などウマシカなことを……。 この僕チンと弓愚痴さんのコンビネーション技で、何度でも返り討ちにしてやるでござる!」  扉の向こうで何やら話し声が聞こえる……核心をつく音声部分にピー音が入り、視聴者に向けて苛立ちと喚起を煽りながら、番組のオープニングへとシーンが切り替わる。  オープニングは出だしに『バトっていいとも!』の歴代チャンピオンの名場面が走馬灯のように

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第四章 奪還』5/9

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第三章 復活』4/9

          第三章 復活 ところやら日付などが変わって、それは三週間後のエリア51。  リトルボーイならぬ本来の誠真は沈んでいた。理由はもちろん、視聴者参加型の興行番組、バトともの王座を失ったからだ。彼にとってはそれがすべてだった。彼の心は沈みながらも、一方で心の奥に潜む激情を隠すという慎ましさも持ち合わせてはいなかった。 「王座を維持したい……でも、アガシ・F・節子さんへの気持ちが大衆の面前にモロバレしたくない……俺様が王者で在り続けること……俺様と節子との危険な情事がマイケル・ダグラ

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第三章 復活』4/9

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第二章 つまずき』3/9

          第二章 つまずき「言いたいことは分かった。お前の47cm差婚は、にわか乙ってことだ!」  誠・リトルボーイ・真(まこと・りとるぼーい・まこと)は、十センチほどしか身長の変わらない成人女性に向かって、パッと見の印象をそのように言い放った。  次の瞬間、観客たちが一斉に大歓声を上げた。 ――ウォォオオ! ――誠・リトルボーイ・真ー!  時は近い近い未来、情報化社会の行き着く果て、夢も希望も決まりきった時代に一つのテレビ番組が流行した。その番組名は『バトっていいとも!』 そして、

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第二章 つまずき』3/9

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第一章 日常』2/9

          第一章 日常 エリア51。  一体『エリア51』とは何のことか? ――それは、築55年の木造平屋建ての一軒家のことで、リトルボーイこと、誠真の通う学童保育所でもある。リトルボーイとはリングネームなので、普段の彼がリトルボーイと呼ばれることは全く無い。前章で登場した『バトっていいとも!』とは関わりがあるのか? 実際、これらは何の関わりもないのだ。だが一つだけ共通項がある。それはどちらも同じ地区にあるということだ。『エリア51』はえりあ市の五丁目一番地にちなんで『エリア51』と

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『第一章 日常』2/9

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『プロローグ 開戦』1/9

          プロローグ 開戦「言いたいことは分かった。リア充は全員●●●ってことだ!」  誠真(まこと・まこと)は、リングの中央でマイクを握りしめ、こう言い放った。  次の瞬間、観客たちが一斉に大歓声を上げた。 ――リトルボーイ! ――まことぉー!  『●●●』というような決して口にしてはならない言葉を発する少年がなぜ一部のコアなファンの心を鷲掴みするのか? その真実を探求することが、この物語をアナタに伝える理由である。  彼は、鳴り止む気配のない歓声にニヤ笑いを浮かべ、観客席全体を

          【10年前の小説を投稿するテスト】エリア51サーガ ~バトっていいとも!~ 『プロローグ 開戦』1/9