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野鳥の何が良いかって?(1788字)

そこらへんの雀見てるだけでも、野生動物ウォッチングできてるんじゃないかなって。感動できるんじゃないかなって。

ラーメンズ『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』
「エアメールの嘘」より

あながち間違っちゃないと思います、私は。クジラと並べちゃアレですが。

今日は私の思う野鳥を愛でることの良さを書こうと思います。


野鳥のいいところ

①可愛い

まあ他でもなくかわいいのですよ、鳥さんって。時にカッコよかったり、おもしろかったりもします。

知らないだけで、身近にいろんな鳥がいます。気づかないだけで、かわいらしい習性を見せてくれていたりします。気に留めていないところで、懸命に生きています。

そんな姿が可愛くて、愛おしいと思えてくるのです。

②視野が広がる

①にも通じますが、野鳥に目を向けるのは、気づかない野生に目を向けるということです。今までなら意図して見ようとはしなかった木陰や枝の先、聞こうとしなかったいろんな鳴き声が気になるようになります。

実際、私も鳥を見て季節の移ろいを意識することが増えました。ジョウビタキ見ること増えてきたな、冬だな、とか。

自分の生活に並行していろんな生き物がそれぞれの生活をしているという実感が、広い視野に繋がっているような気がしています。

③生き物を飼う責任を伴わない

私が野鳥に興味をもつようになったきっかけはこれです。初めは犬が飼いたかったけれど、飼うことへの責任の重さから諦めていました。
そんな時、庭に飛んできた一羽の鳥。後で調べるとハクセキレイだったのですが、よく知らなかった私はなんだかすごく可愛い!と思って調べ始めました。

それ以来、バードガーデン(野鳥のための餌場・水場)を毎年設置しています。適度な距離感で、野生を尊重しながらそれを覗かせてもらうというのが気楽なのに楽しくて丁度いいのです。

④遠くを見上げる癖がつく

スマホばかり見ているとつい下向きがちになってしまうことを自分でも気にしていました。でも野鳥を好きになってからは鳴き声に反応してつい顔を上げてしまうようになったんです。はっ、シジュウカラの声!どこどこ?って。

ある程度自然のあるところに出歩く癖もついた訳で、スマホの使用時間やSNSへの熱量も下がりました。TwitterやInstagramはしんどいのでほぼやらなくなりました。

外の空気を吸って、緑を眺めて、鳥の声に耳を澄ませる。リフレッシュってこういうことだよなぁ、といつも思います。

飼い鳥との違い

最近だと文鳥飼う人増えたな〜と思いますが、私は鳥を飼いたいとは思いません。当然、室内で飼うのに適した鳥たちなので何ら悪いことはないのですが、なんとなく、ケージに入れたくないと思うのです。

鳥が好きです!と自己紹介すると、割と高確率で「私も好きです!インコ飼ってます!」とか「良いですよね、文鳥!」と返ってくるので、そうではなくて…と思ってしまったりするのです…。

飼い鳥も可愛いんですがね、私は大きな木の先っぽでユラユラ風に揺られている野鳥が好きなんですよ。

私の1番好きな野鳥

これはズバリ、ルリビタキ。
NHKの野鳥番組で知って一目惚れ。
なんて美しい生き物なの!?と感動しました。

三大青い鳥というとルリビタキの他にオオルリ・コルリも可愛いのですが、ルリビタキは黄味がかった脇腹と目の上の白いラインがとってもキュート。こんなのが日本の山に生きてるんですよ!?漂鳥ですよ!?

私は直接お目にかかったことはないので、いつか出会いたい!と毎冬奮起しています。

因みに、その次に好きなのがアイコンのシマエナガ。BIRDER編集の本も持ってます。
最近雑貨屋さんなんかでシマエナガ柄を見ることが増えてきて、衝動的に買いたくなるのを抑える毎日です。
北海道に行った時探してみましたが、エナガちゃんにだけ会えました。いずれにせよかわいい!

さいごに

要するに野鳥の何がいいかっていうと…

可愛くて、視野が広がって、飼う責任がなくて、リフレッシュになって、可愛いところです。あと、すっごく可愛いところです。

桜の季節は、"盗蜜"という、雀が桜の花を落としながら蜜を食べる様子が見られます。
これがまた可愛い!
桜の木の下に花びらが5枚揃った桜がたくさん落ちていたら、雀の姿を探してみてください。

P.S.この前書いた百文字こばなしの「はらり」は雀の盗蜜を見かけて思いついた話です。

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