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【高校数学】2次不等式①

1.はじめに

2次不等式について、

2次不等式①_1

どのように答えますか?

2次不等式①_2

ここまではできるけど、、、答え方は

2次不等式①_3

どうだっけ?という方、必見です!

ちなみに答えはこちらです。

2次不等式①_4

(1)~(4) 2次不等式を不等号別に、(5)~(6) 連立不等式を解説します。

2次不等式①_5

2.2次不等式

2次不等式①_6

不等式は図を使うと簡単に解けます。図というのはグラフです。不等式の前に、方程式とグラフの関係について確認しましょう。

2次不等式①_7

方程式の解は、2次関数のグラフとx軸(y=0)との交点のx座標に対応します。これを用いて、不等式を解いていきましょう。

不等号>の意味ですが、「大きい」>「小さい」です。

2次不等式①_8

(1)では、不等号が>のため、0より大きいので、グラフはx軸より上が対応します。それに対応するxが解です。1より左側と3より右側ですね。そして、解の書き方ですが、x軸に着目すると簡単です。ポイントは、x軸は右にいくほど大きいです。そのため、小さい順に表すと、x→1→3→xです。そして、右が大きい不等号<を用いれば、x<1、3<xです。

2次不等式①_9

(2)では、不等号が<のため、0より小さいので、グラフはx軸より下が対応します。解は、1と3に挟まれますね。小さい順に表すと、1→x→3です。そして、右が大きい不等号<を用いれば、1<x<3です。

(3)(4)では、(1)(2)に=がついているだけです。図では、=では含まれるということで、黒丸を用います。(1)(2)のように、=がない場合は、含まれなということで、白丸を用います。解を答えるときも=を忘れないでください。

2次不等式①_10

2次不等式①_11

3.連立不等式

2次不等式①_12

連立不等式について、解説します。連立不等式は、2つ以上の式を満たすものが解です。そのため、1つずつ解き、それらの共通解を求めればよいです。

2次不等式①_13

ここでも、共通解の書き方は、x軸に着目すればよいです。小さい順に、2→x→3なので、2<x<3が解です。

2次不等式①_14

(6)のように、共通解が2つの式で表されることもあります。しかし、図を用いればどんな場合でも怖いものなしです。

4.おわりに

図を用いれば、パターンを覚える必要はありません。数学は、考えるからおもしろいのであり、覚えようという感覚ではつまらなくなってしまうと思います。1回1回考えることを大切にしていきましょう。

次回は、解がすべての実数だったり、なしだったりと、より多くのパターンを扱います。ですが、パターンを覚える必要はありません。図で考えればいいのです。

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